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ベッテル「ブーイングに負けず王座につき誇らしい」

2013年10月28日

 2013年F1インドGPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは優勝を獲得、4年連続でチャンピオンの座についた。

■インフィニティ・レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
 最初に今日来てくれた観客の皆さんに心から感謝したい。今日は信じられないほど素晴らしい歓迎を受けた。来年ここでレースができないのが残念だ。

 言葉にならないよ。ラインを越えた時、空っぽになってしまった。何を言おうか考えられるようになるまで、ものすごく時間がかかった。たくさんのことが言いたいのに言えない、そんな瞬間だった。

 本当に驚くべきシーズンだった。このチーム、そしてこのチームの精神はとても強いと思う。無線でも言ったけど、それが僕に大きなパワーをくれたんだ。
 コクピットに飛び込み、チームの皆のために走り、全力を尽くすのは、大きな喜びだ。

 今日のマシンは素晴らしかった。レース前にはドーナツターンをやるつもりはなかったんだけど、自然とそうなってしまった。エンジニアからは、通常どおりの手順を踏むよう指示されたが、「今日は例外!」って答えたよ。
 今日はメイングランドスタンドに大勢の人がいたから、やらなければと思った。

 チーム、そして僕らを支えてくれたすべての人たちに心から感謝する。楽なシーズンではなかった。外から見れば僕らがタイトルを手中に収めているように見えたかもしれないが、難しいシーズンだった。

 僕自身にとってタフなシーズンだった。何も悪いことをしていないのにブーイングを受けたんだ。それを乗り越え、コース上で正しい答えを出し、それが認められたことをとても誇りに思う。

 プロスト、ファンジオ、ミハエル(・シューマッハー)の仲間入りを果たしたなんて信じられないよ。今日は僕のここまでの人生の中でも最良の一日のひとつだと思う。

 感謝すべき人たちは大勢いる。僕はいつも耳を傾け学ぼうとしてきた。世界でもベストのドライバーたちとレースができて最高だ。




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