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ロータス、タイトル争いに慎重な姿勢崩さず

2013年3月19日

LAT

 ロータスは、F1オーストラリアGPでキミ・ライコネンが勝利したものの、タイトル争いの可能性を語るのは早過ぎると語った。

 58周の決勝レースを7番グリッドからスタートしたライコネンは、序盤トップを争うレッドブルやフェラーリが3ストップでレースを進めるなか、2ストップ戦略でライバルを出し抜き、鮮やかな逆転勝利を飾った。

 このレースでロータスが示したピレリタイヤの一貫性は、チームの入念な準備によるものだが、チームボスのエリック・ブーリエは浮かれていない。

 彼は、ライコネンの勝利で今年のチームがタイトルを確実に狙えるポジションにつけると思うかを問われると、「ノー」と答え、次のように続けた。
「私がひとつだけ集中しているのは、我々がトップチームになると明確に述べたとおりのことだ」
「こうした形でシーズンのスタートを切ることは、チャンピオンシップですべてのライバルと戦うことを意味するが、現時点でロータス以外にどこがトップチームなのかを述べるのは早過ぎる」

 ブーリエは、ロータスが2012年よりはるかにいい状態にあると認めている。
「昨年もシーズン序盤に何回かあったことだが、異なる戦略やよりいいタイヤで、レース終盤にリーダーに追いつくことがあった」
「我々は、昨年モデルの強さを確実に維持しつつ、明らかな弱点の克服に懸命に取り組んだ」
「2013年のタイヤがより消耗するのは事実で、これまでと異なる状況になっているんだ」

 ブーリエは、レッドブルがレースを支配することに懸念を抱いていたと認めたが、チームは日曜のレースで衝撃を与えたと考えている。
「少しは恐れていた。しかし、彼らのクルマは一発こそ速いものの、ロングランではそこまでではなかった」




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