王者ベッテルが貫禄のトップ。跳ね馬2台が続く

Sutton

　2013年のF1開幕戦オーストラリアGPが現地時間15日（金）にメルボルンのアルバートパーク・サーキットで幕を明け、12時30分から行われたフリー走行1回目は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。

　今シーズンのオープニングを飾るフリー走行1回目は、オージーの熱気と澄み切った青空に迎えられ、絶好のドライコンディションでセッションがスタート。気温22度、路面温度は29度を記録。ピットレーンにグリーンシグナルが灯ると、各車はゆっくりと最初のインスタレーションラップに向かった。

　静かな立ち上がりとなった90分のFP1。セッションが本格的に動き始めたのは開始30分を過ぎてからで、まずはトロロッソのダニエル・リカルドが1分36秒台のタイムを記録。次いで僚友のジャン−エリック・ベルニュやマルシャの2台が続き、開始50分過ぎにはロータスのキミ・ライコネンが上位勢の先陣を切って計測ラップをスタートし、いきなり1分29秒台を記録して全体のトップに浮上する。

　上位勢も積極的に周回を重ねたセッション中盤は、一時メルセデス、フェラーリ、レッドブルによるトップタイムの奪い合いが見られ、ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが2番手タイムを相次いで更新。その後、フェラーリのフェルナンド・アロンソがライコネンのタイムを上回ると、今度は計測2周目のレッドブル、ベッテルがアロンソのタイムを退けトップに浮上。直後にベッテルはフェリペ・マッサの先行を許すものの、すぐにマッサを上回るタイムをマークするなど順調な走り出しを見せた。

　その後、セッション終盤も各車は周回を重ねたが、ベッテルのタイムを上回るドライバーは最後まで現れず、王者ベッテルが2013年のオープニングセッションをトップで終了。2番手にマッサ、3番手にアロンソがつけ、フェラーリ勢も幸先良い滑り出しとなった。
　4番手以下はハミルトン、マーク・ウエーバー、ライコネン、ロズベルグと続き、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルが8番手。一方、13番手に終わったチームメイトのポール・ディ・レスタはチェッカー直前にコースオフを喫した。

　マクラーレン勢はジェンソン・バトンが9番手。新加入のセルジオ・ペレスは11番手スタートとなっている。

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