可夢偉「とても攻めて走れる状態ではなかった」

Sauber

ーー今日は苦しいレースでした。
「タイヤが全くグリップしてくれなくて、結局40周以上走ってもまだベストタイムが出るくらいですからね。本当にタイヤが温まらなくて、どうしようもないレースでした」

ーーグリッドについてすぐにペレスやタイヤエンジニアと話していたのも？
「『グリップしない』ということだけです。コースの全部がそうで、路面のインプルーブも少なかったです」

ーーこれでは走りようがない？
「ゆっくりでしたら走れるんでしょうけど、とても攻めて走れる状態ではなかったです。ダウンフォースがあれば楽に走れるっていうだけなんでしょうけど」

ーーこんな苦しいレースになるということは、最初から分かっていた？
「そうですね……」

ーー早めにピットストップしましたね。
「あれもタイヤが温まらなかったからです」

ーーシューマッハーとのバトルもありました。
「ペース的には僕のほうが若干速かったと思うんですけど、抜くほどの速さがありませんでした。周回遅れのクルマもいて、なかなかうまくタイミングをつかめなかったですね。もっと前でレースができればと思ったんですけど、さすがにみんな1ストップの戦略で、何にもやりようがなかったですね」

ーーこのサーキットは好きになれましたか？
「クルマが速ければ好きになるんですけど、遅いと好きになれないですね（苦笑）」

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