フェラーリ「2位を失った悔しさを忘れなければ」

Sutton

　フェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは、チームはベルギーGPで手に入れられたはずの表彰台を失ったことへの失望感を忘れて、タイトル争いに集中しなければならないと語った。

　フェルナンド・アロンソはベルギーのスタート直後にロメイン・グロージャンが引き起こした多重クラッシュに巻き込まれ、今季初のリタイアを喫した。タイトル争いのライバル、セバスチャン・ベッテルは2位に入ったため、アロンソのポイントアドバンテージは24点に大幅に縮小することになった。

　アロンソが決勝を走っていれば2位に入れたと悔しがるドメニカリだが、気持ちを切り替えてホームレースのイタリアGPでいい結果を出すことを目指すと語った。
「当然のことながら非常に悔しい思いをした。レースでのペースを見れば、彼は余裕で表彰台に上れただろう。2位は固かった」とドメニカリ。

「だからこそ、我々が獲得できたであろうポイントを考えると、失望感は大きい」
「これほど接戦のタイトル争いの中でポイントを落とすのはよくないことだ。だがそれ以上のことを言うことはできない」
「パフォーマンスや信頼性のせいではなく、悪いタイミングで悪い場所にいたという、不運が原因だったのだから、この苛立ちを過去のものとし、モンツァでのパフォーマンスに集中しなければならない」

「重要なのはそのことだ。ここはイタリアであり、我々はチャンピオンシップを争っている。もう苛立ちは忘れなければならない」

　モンツァの高速の性格を考え、フェラーリはイタリアGP専用のパッケージを開発した。アロンソのタイトル獲得のためには安定した結果を出し続けることが重要であると、ドメニカリは述べた。

「その自信があるかって？　ここでは誰もが1戦限りのバージョンを走らせる。ライバルたちがモンツァに向けてどのような準備をしてきたか興味深い」
「ベルギーで我々がスピードを取り戻したことを確認できたのはよかったと思う。それは非常に重要なことだ。ここまで見ると、すべてのレースで状況が異なっているからね」

「ギヤレシオ、セッティングなど、空力のための準備は適切になされているということが重要だと思う。我々にとって非常に重要なレースになる」

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