可夢偉「運が無いと思うしかないですね」

Sutton

─スタート直後に接触してしまいました。
「スタート自体は“今シーズンで一番”というくらい良くて、ヒュルケンベルグの前に出てライコネンの横にいたほどで、ベッテルに着いていくかいかないかというところでした。ベッテルは（スピンしたグロージャンを）ギリギリすり抜けたんですけど、僕はその後ろに着いていったら内側に当てられる危険性があると思ったので、外に逃げたら次の瞬間にグロージャンが外に戻ってくるというワケの分からない動きをして……。運が無いと思うしかないですね」

─あれ以上は避けようがなかった？
「そうですね。アウト側にはバトンもいたし、あれ以上アウト側に行ったら僕がバカな動きをしたって言われてしまう。『当たるな』とは思ったけど、あれ以上は行けなかったので、今回はどうしようもなかったと思います」

─サスペンションが破損していた？
「まずタイヤがおかしくて、タイヤを換えたんですけど、（クルマが）曲がらなかった。見た感じでは壊れていないように見えたんですけど、右フロントのサスペンションのひとつのパーツが壊れていて、あるコーナーが曲がりきれない状態でした」

─あのクラッシュがなければポイントは獲れていた？
「普通に走れていれば7位くらいには行けていたと思います。残念ですけど、事故に巻き込まれてポイントを失ったのは痛いです」

─次のカナダに向けて気持ちを切り替えるしかない。
「そうですね、ひさしぶりに1コーナーでクラッシュに遭遇しましたからね。まぁ巻き込まれただけなんですけど」

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