2012年F1マレーシアGPの土曜予選で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは9位、フェリペ・マッサは12位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 予選=9位
いい予選だった。マシンの力をすべて引き出したと思う。Q3での唯一の走行でKERSのトラブルが発生した。それがなくても順位は変わらなかったと思うけど、ポールとのギャップをより現実的に示せただろう。
雨のレースになれば、タイヤ交換を正しいタイミングに行うには多くの運が必要になるだろう。ほんの少しの差で大量の時間を失う可能性があるから、すべてをうまくやれるよう100パーセント集中していく必要がある。
ドライレースになった場合は、マシンとタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すことに集中しなければならない。このサーキットではタイヤのデグラデーションがとても大きい。
なんとか頑張って選手権争いにおいて重要なポイントを持ち帰らなければならない。スタートとその後の1コーナーには多くのリスクがあり、大変な状態になるだろうね。
僕らは、マシンの空力面を中心に、多くの作業に取り組む必要がある。ここではオーストラリアと比べればパフォーマンスはほんの少しだけいい。正しい方向性で作業を進めていることの証明だ。でも上位グリッドを争うためには急速に前進していく必要がある。
バルセロナに新車を持ち込むかって? その話は真実ではない。もちろんマシン開発を急いで行っているけれど、革新的な変更を行うのではなく、着実なやり方で進めている。今の時点でこのマシンには多くの問題があるけれど、それはつまり、改善の余地がとても大きいということだ。
フェリペ・マッサ 予選=12位
もちろん12位のポジションには満足できない。でも今の時点で僕らに競争力の高いマシンはないのが事実だ。Q3に進出するのはかなり難しいけれど、今日はその目標にかなり近づくことができた。昨日と今日のFP3では、マシンバランスに満足できなかった。でも予選では改善することができたから、決勝、そしてその後に向けて自信を感じている。僕らはF2012の挙動についての理解を深め始めている。それはポジティブなことだよ。
明日はとてもきついレースになるだろう。タイヤのデグラデーションは高いだろうし、雨が降る可能性もある。予選での12位よりもいい結果を出したいね。プレッシャー? それは常に最善を尽くしたいという自分の気持ちから生まれるものだ。ベストを尽くせなければ不満に思うのは、誰よりも僕自身なんだ。