ヘレステストが3日目・最終日を迎えた11日、ドライコンディションの中、6チーム10人のドライバーが走行、前日に引き続き、セバスチャン・ブエミがトップ、佐藤琢磨が2番手と、トロロッソ勢が1-2を成し遂げた。
ブエミは139周を走り込み、1分17秒258という3日間総合トップのタイムをマークした。ブエミと琢磨はスリックタイヤでのセッティング作業に取り組み、午前中はパフォーマンス向上、午後にはロングランにあたり、ブエミはブレーキシステムのテストも行っている。
3番手はマクラーレンのヘイキ・コバライネン。前日のKERS搭載マシンからMP4-23Aにスイッチしたコバライネンは、タイヤと空力プログラムに取り組み、前日の自らのタイムを約1.5秒更新している。チームメイトのペドロ・デ・ラ・ロサはKERS搭載のMP4-23Kの開発作業にあたったが、細かい問題が多発し、47周の走行にとどまり、8番手となっている。
4、5番手にはフェラーリのキミ・ライコネンとフェリペ・マッサが続いた。ふたりはスリックタイヤと新しい開発パーツをつけたF2008でセッティング作業に取り組み、ライコネンはエンジンの耐久テストも行っている。
ルノーのフェルナンド・アロンソが6番手。スリックタイヤを装着したマシンで、アロンソは新しいサスペンションの多数のセッティングを評価した。ルノーは来週のテストには参加しないことを決め、年内のテストはこれが最後となる。
7番手はウイリアムズのニコ・ロズベルグ。来季に向けたメカニカル開発にあたったロズベルグは、大きなトラブルなく走行を終えている。
BMWザウバーのロバート・クビカとクリスチャン・クリエンが9、10番手。ふたりは暫定マシンF1.08Bを走らせ、メカニカルセッティング、異なるコンパウンドのタイヤ評価に取り組んだ。
Jerez F1 test - day three: 11 December.
1位
Sebastien Buemi
Toro Rosso-Ferrari
1'17.258
139Laps
2位
Takuma Sato
Toro Rosso-Ferrari
1'17.520
117Laps
3位
Heikki Kovalainen
McLaren-Mercedes
1'18.049
90Laps
4位
Kimi Raikkonen
Ferrari-Ferrari
1'18.782
82Laps
5位
Felipe Massa
Ferrari-Ferrari
1'19.050
67Laps
6位
Fernando Alonso
Renault-Renault
1'19.319
124Laps
7位
Nico Rosberg
Williams-Toyota
1'19.388
130Laps
8位
Pedro de la Rosa
McLaren-Mercedes
1'19.499
47Laps
9位
Robert Kubica
BMW Sauber
1'19.559
126Laps
10位
Christian Klien
BMW Sauber
1'19.738
91Laps