元DTMチャンピオンであり、マクラーレン・メルセデスのテストドライバーを務めるゲイリー・パフェットは、同チームが2009年に向けてフォース・インディアと技術提携を結んだことで、自分にF1参戦のチャンスが訪れるかもしれないと語っている。
過去3年にわたってマクラーレンのテストを担当してきたパフェットは、レースドライバーとしてF1に参戦するという目標を、いまだかなえられずにいる。
しかし、フォース・インディアと契約を結び、マクラーレンが来年からエンジンやKERSテクノロジーを提供することが決定してから、彼が来季フォース・インディア入りするのではないかとの推測が持ち上がってきた。彼以外にも、マクラーレンのテストドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサとメルセデスのDTMドライバー、ポール・ディ・レスタの名前も候補として挙げられている。
「僕はすでに、優れたレーステクニックを持っていること、根っからのレーサーであることを証明している」と2005年のDTMチャンピオンであるパフェットは英ザ・サン紙に対して語っている。
「その上、F1マシンに乗っても速いから、パッケージとしてとてもいいと思う」
「F1におけるベストチームで3年にわたってテストの経験を積んできた。チームがマシンを開発するにあたって、この経験はとても貴重なものとなるし、フォース・インディアとマクラーレンの関係において、パズルのピースをはめるのに役立つのではないかと思う」
「マクラーレンがメルセデスのエンジンとギヤボックスに関してフォース・インディアと技術提携を結んだことで、当然ドアが開かれた。僕はF1でレースをするための準備は整っていると感じている」
「全体的に今の状況は厳しいようだ。この時期を乗り越え、状況を見ていくだけだ。またレースをするために、やれることは何でもやるよ」