F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

ライコネンがマッサに勝つことはフェラーリの“予定通り”?

2008年3月29日

 先週末に行なわれたマレーシアGPにおいて、フェラーリは1回目のピットストップでキミ・ライコネンをフェリペ・マッサの前に出そうとしていた。それが元ジョーダンのデザイナー、ゲイリー・アンダーソンの意見だ。彼は、F1の世界ではいまだにチームオーダーがまかり通っていると示唆する。

 セパンにおいてマッサは、チームメイトのライコネンに約0.5秒の差をつけてポールポジションを獲得、ちょっとした波乱を巻き起こした。レースにおいては第1ターンでライコネンと接触しそうになったがかろうじて持ちこたえた。
 マッサは最初のピットに入る17周目までレースをリードしたが、ライコネンのピットワークは素早く、マッサのピットワークは時間を要した。その結果、ピットワークの後、ライコネンがマッサの前を走り、その後はずっと勝利に向けて後続を引き離していくのである。

 ライコネンの勝利によって、フェラーリはメルボルンの悪夢を消し去ることができたが、マッサは31周目でスピンを喫してリタイヤに終わり、チームにとっての夢であったワン・ツーフィニッシュはかなわなかった。

「最初のピットストップでライコネンがマッサをパスしたやり方は、フェラーリが最初からそれを狙っていたように思えた」アンダーソンはスイスのモータースポーツ・アクチェル誌にそう語っている。

 彼はさらに個人的な意見としながらも、フェラーリはいまだに「ナンバーワン・ドライバーのポリシー」を貫いていると語っている。
 それはミハエル・シューマッハーの時代から続いている風習のようなもので、その間エディー・アーバイン、ルーベンス・バリチェロ、そしてフェリペ・マッサが、チームにとってのお気に入りのドライバーのサポート役を務めている。シューマッハーが獲得した7度の選手権のうち、5度はフェラーリでのものである。

「忘れないでもらいたいのは、我々は7度の世界チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハーの代役としてチームに加入した男(ライコネン)のことを話しているのだ」と、現在はセタンタ・スポーツでF1の解説を務めているアンダーソンは強調した。
「私が感じたのは、最初のコーナーが鍵となるシーンだったと思う。そこではライコネンはフェリペと接触しないようにあえて無理をしなかった。キミは、常に大きな絵を見ている」




レース

7/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/7(日) 決勝 23:00〜


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
第16戦イタリアGP 9/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号