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ドライバーエイド廃止に賛否両論

2008年3月19日

 オーストラリアGPは、F1にとっては新時代の幕開けとなった。ドライバーたちは、論議の的となっていたドライバーエイドをつけずに走ることになったからだ。ここ数年、ドライバーエイドのおかげで、F1ドライバーはほんの少し楽をしてきた。

 多くのF1ファンが、トラクションコントロールやエンジンブレーキングコントロールのようなものをなくせば、グランプリの面白さが増すと信じていたが、新世代のマシンがレースに初登場した今、内部には違った考え方をしている者も存在する。
 テラスやテレビで観戦している人々は、マシンが昨年までより大きくスライドするようになったのを見て楽しんだり、トラクションコントロールのノイズに邪魔されないエンジン音を聞いて喜んだりしたかもしれないが、ルノーのエンジニアリングの責任者、パット・シモンズは、F1がエンターテインメントの追求という点で正しい方向に向かっているとは確信できないという。

「(メルボルンのレースが混戦となったのは)様々な要因が組み合わさった結果だと思う」とシモンズは振り返った。
「メルボルンは確かに、多くの事故やアクシデントが起こる傾向がある。それはブレーキングエリアがバンピーで、難しく滑りやすいコースだからだ。それに、開幕戦だったことも影響していると思う。ドライバーたちが本当に限界までプッシュするのは、これが初めてだったんだからね」
「新しいエレクトロニクスがどう働いたのかを考えるのも興味深い。いくらかミスは増えるかもしれないが、たいして変化はないだろうと、私たちは言ってきたからだ。その通りになったと思うが、どう見ても新しいエレクトロニクスは、追い越しの役には立ってくれなかったし、高性能のエンジンブレーキングシステムなしでブレーキングする難しさのせいで、追い越しがさらにもう少し難しくなってしまったかもしれない。それは残念なことだ」


 マクラーレンのCEO、マーティン・ウィットマーシュは、若手の方がベテランよりも、補助装置の付いていないマシンにスイッチするのを楽しんだかもしれないと考えている。彼は、トラクションコントロールとエンジンブレーキングコントロールがなくなったことがF1のためになっていない、というシモンズの見方に反論した。
「マクラーレンはレースドライバーのラインナップが最も若いチームのひとつだ。両ドライバーとも、新ルールに非常にすばやく適応できた。とはいうものの、テストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサとゲイリー・パフェットは、共に非常に経験豊富なドライバーだが、やはりすばやく適応できた」と彼はコメントした。
「若いドライバーの方が、慣れるのが少し簡単だと思う。彼らは、キャリアの中でトラクションコントロールに触れていた時間が、より短いからね。彼らの反応は素晴らしかった。このスポーツにとってエキサイティングなことだよ」




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