ホーナー「情報を漏らさないと、スタッフを信用するしかない」
2007年12月25日
レッドブル・レーシングのチーム代表、クリスチャン・ホーナーが、2007年にF1界を騒がせたスパイ事件を再発させないためには、チームスタッフの誠実さに頼るほかはないと語った。
ホーナーは、スタッフの移籍は日常茶飯事であり、テクニカルチームのメンバーがチームを変わるたびにデータ漏洩の心配をすべきだとは思わないと語っている。
実際、レッドブルの元テクニカルディレクター、マーク・スミスのフォース・インディア移籍が今月発表されたわけだが、Formula1.comに、“エンジニアのトップが移籍するたびに情報漏洩に関し調査を行うべきだと思うか”と問われ、ホーナーは次のように答えている。
「F1チームのうち7チームは、イギリスの半径約80マイルの範囲内に位置している。こういう状況下で、スタッフがあるチームから他のチームに移るのは避けられないことだ。彼らは頭の中に知識を蓄えることはできるが、知的財産やデザインを他のチームに持ち込むことはもちろん許されていない。こういったことが起こらないような処置は行っている」
「マーク・スミスの離脱に関しては、夏の時点で合意に達していた。RB4に関与する前の話だ。私たちは各人が誠実であることを信じている。つまり、マークが極秘の知的財産を一切漏らすことはないと信頼しているのだ。彼がルノーから私たちのチームに移った時にそうであったようにね」
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