ブラジルGPのオープニングセッションはライコネンがトップ。逆転タイトルに向け好調な滑り出し
2007年10月19日
F1第17戦ブラジルGPがアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェを舞台に開幕し、フリー走行1回目はフェラーリのキミ・ライコネンが1分19秒580でトップタイムをマークした。2番手にはフェリペ・マッサがつけフェラーリがワンツー。3番手にはヘイキ・コバライネン(ルノー)が続いた。またマクラーレンのルイス・ハミルトンは5番手、フェルナンド・アロンソは一度もフルラップの走行を行っていない。
いよいよ今シーズンの最終戦、そしてアロンソ、ハミルトン、ライコネンのチャンピオンシップ最終決戦の場となるブラジルGPの金曜日午前10時(現地時間)からのフリー走行1回目の天候は小雨、気温18℃、路面温度23℃、湿度94%というコンディション。またブラジルでは前戦中国GPをもって引退を表明したアレクサンダー・ブルツに代わって中嶋一貴がステアリングを握り、いよいよ今週末にF1レースデビューを果たすことに。これによりブラジルGPでは佐藤琢磨(スーパーアグリ)、山本左近(スパイカー)、中嶋一貴(ウイリアムズ)の日本人ドライバーが出走することになり、こちらの3人の対決にも注目が集まる。
セッションが始まるとジャンカルロ・フィジケラを除いた21台が徐々にコースイン。多くのマシンがインスタレーションラップのみの走行でピットへと戻っていくなか、唯一コースに残っていた中嶋一貴が積極的に周回を重ねていき、まず1分26秒579をマークしていった。その後セッション序盤はセバスチャン・ベッテル、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリのトヨタ勢、エイドリアン・スーティル、中嶋一貴、ルーベンス・バリチェロの6台のみが走行を重ねていきスーティルの1分24秒714がトップ。
セッション中盤に入ると雨足が強くなってくる。そんなコンディションの中、好調な走りを見せたのは、母国で今季初ポイントを狙うバリチェロとブラジルGPがトヨタでの最後の走りとなるラルフ・シューマッハーで、この2台が順にトップタイムをマークする走りを披露。その後もこの2台がセッションをリードしていき、1分22秒800にまで自らのタイムを更新していったバリチェロがセッション中盤トップ。2番手には0.186秒差でラルフ・シューマッハーが続いた。
セッション終盤に入ってもラルフ・シューマッハーの勢いは止まらず、開始62分になってこのセッションで初の1分21秒台をマークし再びトップに浮上していった。
セッション開始から70分が経ったところでハミルトンがようやく走行開始。しかし、それまでに12〜26周走っている他のマシン程のタイムは出せず、16台中16番手。アロンソ、ライコネン、マッサの3台は1周のインスタレーションラップを行ったのみで依然としてガレージに入ったまま。一方コース上ではニコ・ロズベルグとラルフ・シューマッハーのトップタイム更新合戦が繰り広げられ、この2台が交互に次々と最速タイムを出していく展開に。開始75分になるとマッサがコースイン。するとマッサは一気に1分21秒台をマークする走りで3番手にまで浮上し、トップ2台のタイムを脅かす走りを見せていく。するとセッション残り8分のところでマッサが貫禄の走りで1分20秒310でトップに立っていった。
終了まで6分を切ると、今度はライコネンが動き出しアタックへと向かう。するとライコネンは一発目のアタックで1分20秒802をマークするものの、マッサには0.429秒及ばず2番手。しかしライコネンは、その後も各セクターでファステストラップを出す走りで終了直前に唯一の1分19秒台をマークしてトップに立った。
11時30分(現地時間)チェッカー。トップは1分19秒580をマークしたライコネン。以下マッサ、コバライネン、ロズベルグ、ハミルトン、ラルフ・シューマッハー、ベッテル、マーク・ウェーバー、トゥルーリ、リウッツィというトップ10。BMW勢、アロンソ、フィジケラは一度もフルラップの走行を行わずノータイムとなっている。
日本人ドライバーではスーパーアグリの佐藤琢磨が1分22秒929で14番手。注目の中嶋一貴は琢磨から0.332秒落ちの16番手。また山本左近は18番手で最初のフリー走行を終えた。
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |