◆ロバート・クビカ(BMWザウバー)
Q:ロバート、日本GPのレース終盤にフェリペ(マッサ)と興味深い争いがあったね?
RK:うん、最終スティントで僕の後ろにフェリペがいたんだ。ただ不運にも、そこにサトウが入ってきたんだ。彼はたぶんそのときすでに3周遅れだったと思う。残り2周で、サトウは僕を見ていなかったみたいで、僕は彼の後ろでタイムをかなりロスしてしまった。そこにフェリペが迫ってきたんだ。僕のクルマはコースの至る所でアクアプレーニングになってしまって、結局6コーナーでフェリペにオーバーテイクされてしまった。でもそのコーナーの出口で彼を抜き返したんだ。そして10コーナーで、フェリペはややコーナリングが膨らんだみたいで、僕らはそこで2回も接触した。それで、コース外の芝生にクルマが押し出されてしまう形になったんだ。すごくタフだったし、彼の走りは安全性を考えても限界ギリギリだったと思う。レース後、フェリペはちょっと気が立っていたんじゃないかな。僕自身も自分のレースにちょっと憤慨しているよ。(フェリペとバトルをした)5つのコーナーがすべてだったから。
Q:今年が初めてのF1フルシーズンになるけど、ここまでシーズン全体を見て自分ではどう思うかな?
RK:すごく失望している。僕らのクルマはいいパフォーマンスを見せていると思うけど、そのポテンシャルを100%引き出すのに苦労した。多くの場面で、僕自身のパフォーマンスがクルマ全体の潜在的なポテンシャルを下回っていると思う。
◆キミ・ライコネン(フェラーリ)
Q:キミ、ここ中国GPでは過去2年は3位、そして2位という成績だよね。このトラックの印象はどうかな?
KR:いつもどおり“OK”だよ。楽しんでいるし、今年はどんな結末になるんだろうね? でも、何が起こるかは例年同様そんなに変わらないと思うね。
Q:タイトル争いに関してはどうかな?
KR:僕らが決していいポジションにいないことはたしかだけど、まだ勝つために努力はするし、何が起きるか楽しみだよ。まあ、そんなことは起きないと思うけど、仮に僕らが残り2レースを連勝したとしても、タイトル争いはもう僕らがどうこうという状況じゃあない。とにかく僕らチームができる最大のことをして、あとは結果を待つのみさ。
Q:日曜日の雨の可能性についてはどう思う?
KR:雨が降ろうが、それはすべてのチームとドライバーにとって同じ条件になるわけだから、特に気にしてないよ。まあ、この間の雨のレース(日本GP)はかなりエキサイティングではあったから、もし今週も雨が降ればレースはおもしろいものになるんじゃあないのかな。