スパイカーF1のチーフテクニカルオフィサー、マイク・ガスコインは、チームが今週末の日本GPに向けて、彼らの新しいBスペックカーにさらなるアップデートを行うことを明らかにした。
スパイカーは今月初めのモンツァでBスペックマシンをデビューさせた。このクルマはスパで優れたポテンシャルを発揮し、エイドリアン・スーティルがいつもよりずっと上位のポジションを走って、最終的には14位でフィニッシュした。
「チーム全体がスパでの進歩に勇気付けられたことは間違いない。私たちは予選でも速かった。最速ラップでの小さなミスがなければ、エイドリアンは予選でもっと上位に入っていたはずだ」とガスコインは言う。
「そして決勝ではその速さをいいパフォーマンスにつなげることができた。特にエイドリアンのレースは素晴らしかったね。唯一残念だったのは、1ストップのクルサードを抜けなかったために、いくつか順位を落としてしまったことだ。それでもなお、私たちはBスペックカーの進歩をハッキリと証明してみせた。それはチームを大いに活気づけるできごとだった」
「これから日本向けに新しいエアロパーツが届く。新しいBスペックカーの発表の時にも言ったように、デビューはこのプロセスのスタートでしかない。今回は新しいリヤウイングを投入し、フロントウイングにも改良を加える。そしてこれからシーズンの終わりまで、全てのレースで新しい部品を投入していく予定だ」
富士での目標は何かという質問に対し、ガスコインは彼らが進歩していることを証明し続けていきたいと述べた。
「より高いレベルでレースができるようになりたい。そして、もしも私たちが1ポイントでも取れるような状況が巡ってくれば、それはシーズンを締めくくるのに相応しい結果になるだろうし、チームのみんなのハードワークに対する報奨にもなる。来年に向けて自信を持ってもいいと思っているよ」