◆ジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)
Q:今週末、君の将来、チームの将来について発表があると思っていいのかな?
GF:ああ、たぶん今週末か、来週になるだろう。来年もチームに残るのが僕の目標であり夢だ。またそれが発表されることをもちろん期待している。シーズンスタート前は僕らは選手権争いができるという自信を大いに持っていたけれど、あいにくそうはならず、タフなシーズンとなった。でも僕はベストを尽くしているし、また(契約の)発表がされることを楽しみにしている。
Q:今年のルノーはどこが悪いのだと思う?
GF:そうだね、たぶんミシュランからブリヂストンに変わったことじゃないかな。風洞で実際のコース上で予想されるようなデータが完全には出てこなかったのが、特に問題だったのだと思う。風洞が期待したような成果を生まず、その問題を理解したのは、シーズンがかなり進んでからだった。それで前との差、特にフェラーリやマクラーレンとの差がかなり広がってしまったんだ。チームはもう2007年のマシンの開発作業をストップして今から2008年のマシン作りに集中している。
Q:君のイタリアGPでの予選ベストは1997年の3位だ。これはここでの初レースだった。決勝でのベストは2005年の3位だね。
GF:1997年のレースは最高だった。予選でトップ3に入り、4位でフィニッシュした。ここでの初レースで、マシンはコンペティティブだった。2年前にはホームグランプリでイタリアのファンの前で表彰台に上ることができ、最高の気分だった。 ミケーレ・アルボレートが表彰台に上って以来、17年ぶりのことだったんだからすごいよね。あの時は最高の気分だったし、最高の思い出だ。あの経験を再現できれば嬉しいけど、現実的に表彰台はかなり難しいだろうね。でもまずは多くのポイントを稼げることを期待している。ローダウンフォース仕様のマシンだと少しいいと思うし、僕自身もこのコースに対していい感触を持っているからね。
◆キミ・ライコネン(フェラーリ)
Q:フェラーリの地元ファンの前でフェラーリドライバーとしてレースをするのは初めてだね。どういう気分?
KR:チームのホームグランプリだから、いつもよりも大騒ぎだね。でもレースという面では何ら変わりはない。常にベストを尽くすよう心がけているし、そのためにここに来ているわけだからね。
Q:この2年、ここでの予選では最速タイムを記録している(ポールポジションからスタートできなかった年もあるが)。それは今週末に向けて自信になるのでは?
KR:そうだね。このコースは好きだ。でもローダウンフォースの状態でマシンをうまく走らせるのは難しい。コースはとてもバンピーで、縁石を使う必要もある。僕らがどういう位置にいるのか予想するのは難しいけれど、優勝争いができるグリッドにつけるといいね。
Q:フェリペ(・マッサ)は、フェラーリは先週のテストの様子から予想されるより実際にはいいのだと考えているようだが?
KR:どうだろう。テストから予想するのは難しいよね。他チームについては燃料の量が予測できるぐらいで、何の作業をやっているのかは外からでは分からない。僕はマシンに100パーセント満足できたわけではないが、その理由はいくつか判明しているので、セッティングはよりうまくいくんじゃないかな。僕らがどの位置にいるのかはこれから分かるだろう。うまくやれると思うよ。チームにとって最強のレースとはならないかもしれないけれど、かなりいいところまでいくはずだ