ジェンソン・バトンは目前に迫った今週末のイタリアGPに向けて、ホンダ・チームはより競争力を発揮できるものと楽観視しているという。

　バトンおよびホンダ・チームは、今シーズンここまで低迷の日々に耐えてきた。1年前、ヨーロッパラウンド最後の1戦であるモンツァに向かう頃には58ポイントを手にしていたのに、今季は現在わずかに1ポイントを有するのみだ。

　しかし、バトンは先週のテストでの手堅い結果に支えられてイタリアGPを迎えるようで、さらにチームが前向きな結果を持ってシーズンを終えられるよう、テスト時の好調の波をぜひこのレースの週末につなげたいと話している。

「モンツァでのレースはいつも楽しみだし、僕が本当に楽しめるトラックだ」とバトン。

「ここでのレースはとても白熱し、レースの週末の雰囲気といったらいつだって刺激的だからね」

「コースの中ではおそらくアスカリが僕の好きなところで、あそこは誰でもすごく楽しめるし、特にバランスがいいクルマに乗っていると最高にいい。ハードブレーキングが必要な高速サーキットだから、1周を回る間ずっと相当な集中力が求められ、1周ごとに0.1秒稼ぐためには縁石を最大限に利用しなければならない」

「僕らは先週ここで4日間のテストをしたのだが、いつにない悪天候にもかかわらず上々の結果を出せた。通常よりダウンフォースが低いモンツァ特有のセットアップを施した車で、いい走りができた。レースは厳しいものになるだろうけど、最近は楽観的な気持ちを与えてくれるレースもあり、（モンツァでの）僕らのパフォーマンスはそれよりさらにコンペティティブになるのではないかと期待している」

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