今週末行われるトルコGPを控えて、チーム・マクラーレン−メルセデスのCEO、マーティン・ウィットマーシュは、ハンガリーGP後、メディアが“ナンセンス”な報道を繰り広げているが、フェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトン、そしてチームにとっての準備やモチベーションには何の影響もないと語った。
「マクラーレン・メルセデスチームのメンバーは全員、来週末のトルコでのレースに向けて集中している」とウィットマーシュ。
「週末のレースはどれも、それぞれに難しさを持っている。ハンガリーGPにおいて我々は、極めて特殊な困難に直面した」
「それから2週間、メディアで多くの記事が書かれた。だがその記事も、シーズンの第12戦に向けてのフェルナンド、ルイス、そしてチームの準備とモチベーションに対して影響を与えていない」
「ウォーキング、ブリックスワース、そしてシュツットガルトにおいて、ハードワークが続けられてきた。我々は、両選手権争いを戦っていくためにはパフォーマンス強化が必要であると承知しており、その達成に努めている」
一方、メルセデスのボス、ノルベルト・ハウグは、最後の6レース、トルコ、イタリア、ベルギー、日本、中国、そしてブラジルは、きわめて厳しいものとなるだろうと語った。
「ハンガリーGPを終え、サマーブレイクがあり、そして今はシーズンの終盤戦に入ろうとしている。10月21日に行われるシーズン最終戦のサンパウロまでの8週間で、6つのグランプリを戦わねばならない。つまりレースに関わる誰もが、シーズンの最後のグランプリまで不休で働き続けなければならないということだ」
「シーズンフィナーレに至るまでのこの期間における我々の目標は、シーズンここまでの11レースでのパフォーマンスを引き続き発揮していくことだ」
「今はチームの誰もが集中して作業を行っている。というのも、これからの2カ月で、3つの大陸に渡って6つのレースが行われ、それは容易ならざるものだからだ。だが、オーストラリアでの開幕戦からずっと、これまでのレースもまた、我々にとって容易ならざるものだったと私は考えている」とハウグは終盤戦への決意を語った。