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バリチェロ、得意のモナコは“特別な場所”

2007年5月21日

 ホンダF1チームのルーベンス・バリチェロは、モナコGPをFIA F1世界選手権の中で最も素晴らしいイベントのひとつであると考えており、今週末のレースを心から待ち望んでいるという。

 1993年、バリチェロはジョーダンのドライバーとしてモンテカルロでF1デビューを果たしており、その時は9位でレースを終えている。それ以来、この場所でいくつかの傑出した結果を残した彼は、スチュワート・グランプリから参戦した1997年の2位フィニッシュのほか、フェラーリ時代は2000年、2001年、2004年と表彰台に上っている。
 昨年は5番グリッドからスタートして4位でレースを終えているが、現在のRA107のペースを考えれば、同様の結果を望むことは困難に思える。とはいえ、バリチェロがモナコ公国でのレースを楽しみにしていないというわけではない。
「多くのドライバーがそうであるように、僕にとってもモナコはお気に入りのレースのひとつで、いくつかの素晴らしい思い出を持っている。僕はここで表彰台に4度も上ったんだ。モナコはいろんな意味で独特だし、F1の歴史においても特別な場所であることに間違いはない」とバリチェロは説明した。
「僕は特にモナコでの予選を楽しんでいるよ。1年でも最大のチャレンジのひとつだし、予選をうまくやることが非常に大事なんだ」
「ここでのオーバーテイクはとても難しいから、予選をうまく走り、いいグリッドポジションを得なければならない。モナコでは戦略もとても重要だ。ピットストップでポジションを上げることになるからね」

 先週のポール・リカールでのテストは極めていい結果に終わったと語るバリチェロは、このテストの2日目と3日目の走行を担当し、150周以上を走破した。また、そこではモンテカルロのみならず、モントリオールとインディアナポリスに向けての準備も行われた。
「ポール・リカールをまた走れて嬉しかったよ。そこで走ったのは1990年のオペル・ロータスのレース以来なんだ。1992年に旧コースでF1のテストをしたことはあったけどね。だから初日はサーキットを学ぶことから始め、水曜日は設定を変えての走行となった」とバリチェロ。
「いいテストになった。僕らは間違いなく前進できたよ。特に空力の面でね」
「問題の解決に向けて、少しずつ努力している。これから控える3つのグランプリで、パフォーマンスが改善されることを願っているよ」



 バリチェロのチームメイト、ジェンソン・バトンもまた、モナコは1年の中で最もエキサイティングなイベントのひとつであると語っている。
「F1の華々しさと魅力の全てが全面に押し出されるモナコは、最も有名なレースだ。レースの週末、ここは間違いなく非常に特別な場所になる」とバトン。
「長い歴史を持ち、カレンダー上のどんなイベントとも異なるレースだ。僕はモナコに住んでいるから、なおさら特別なんだ。僕のホームレースのひとつさ」
「でも皮肉なことに、このレースを魅力的なものにしている要因によって、チームやドライバーが辛い週末を送ることにもなる。信じられないほど混雑していて、外を出歩きたくても絶対に無理なんだ! 僕がパドックにいなくてもいいときは、モナコから抜け出して、こっそり丘にでも登るつもりだ。そこならのびのびとリラックスできる」
「サーキット自体はとてもタイトでツイスティだ。バリアが観客席にすごく近いから、マシンのスピードを体感できるよ。1周するのが息つく暇もないチャレンジみたいなもんだから、とにかく走りに集中し続ける必要がある。バリアにヒットしてはいけないが、レース中に何度か擦ってしまうことについては心配し過ぎなくていい。とにかく速いラップタイムを出すカギとなるのは、バリアを怖がらずに思い切り走ることだ。他と違ってすごく正確なドライビングが要求されるサーキットだからね」
「できるだけいいグリッドポジションを得るため、予選が重要になる。そしてレースではいいスタートを切り、そこでオーバーテイクしなければならない。スタート以外でマシンをパスすることはほとんど不可能だからね。また、正しいピット戦略も大事だ。それでレースの結果は大きく変わってくる。それから出来るだけ多くのダウンフォースを得るため、マシンに十分なメカニカルグリップが備わっていることは基本中の基本だ」
「最後に、ファンにとっては素晴らしいレースになる。マシンの走りとF1のノイズを間近で体験できる唯一の機会とも言えるからね」




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