ルノーのジャンカルロ・フィジケラによると、バーレーンも自分たちにとって厳しい週末となりそうだが、できる限りのリザルトを得るために“最大限の努力をする”という。
前戦マレーシアで、フィジケラはなんとか6位でフィニッシュできた。オーストラリアでは5位に入っていることもあり、バーレーンのレースの際には、この調子でさらに上を目指したいと願っている。
「セパンでの自分のレースを誇りに思っている。いいスタートを切り、オープニングラップではアグレッシブに行ってポジションを上げ、6位でフィニッシュできた。それほど多いポイントじゃないけれど、今年はすべてのポイントが僕らにとって重要になるだろう。僕らがおかれた状況からして、満足できる結果だし、サキールでの週末に向けても期待が持てるよ」と彼は語った。
「ここはルノーがよく知っているサーキットで、僕らはここでこれまで2連勝しているし、冬には2週間テストしている。マレーシアと比べて、僕らがさらにもう少し進歩できることを期待しているよ」
バーレーンでの週末について、さらに詳しく聞かれたフィジケラは、ここは年間スケジュールの中で、特にチャレンジングなコースのひとつだと認めた。
「そう、マレーシアと同様、確かにここはシーズン中で特にタフなレースのひとつだ。まず第一に、とても暑いコンディションでドライブしなくちゃならないからね」と彼は付け加えた。
「(開幕前に)全チームがここでテストしたので、みんなセットアップの基礎がしっかり確立していて、かなり準備ができていることになるはずだ」
「もちろん、コンディションは違ったものになるだろうし、マシンはあれから進化しているので、フリー走行の間に微調整する必要があるだろう。それに、このサーキットはたいてい砂のせいで汚れていて滑りやすい。特に風が吹いているときにはね。だから僕らは、コースコンディションが改善されていくのに応じて、常にマシンを合わせていく必要がある。だけど確かに、冬季テストで得た情報は重要なものになるだろう」
「僕らにとっては、厳しいレースになるだろうね――でも最大限のことをするよう頑張るつもりだ。僕らは現実的に物を考えているので、トップ勢に追いつくにはまだ先は長いと分かっている。でも、誰もがそれを実現しようとすごくやる気になっているよ!」