スパイカーF1チームのクリスチャン・アルバースは、今週末に行われる2007年FIA F1世界選手権の第2戦マレーシアGPを前に、“いい結果が本当に欲しい”と語っている。
先のオーストラリアGPにおいて、ターン3でスピンしたアルバースはそのままグラベルに突っ込み、わずか10周でのリタイヤを余儀なくされた。このスピンはメカニカルトラブルが起因しているわけではない。状況を何とか改善しようと考えていた彼の注意力が散漫し、ブレーキングが遅れてしまったことがスピンの原因であった。
「僕はいま、次のレースを楽しみにしているんだ。前回のレースがうまくいかなかったことは全員が分かっているからね!マレーシアでは本当にいい結果が欲しいんだ。チームのみんながマシンを改善するため、とてもハードに取り組んでくれているから、特にそう思うよ」とアルバース。
「セパンはすごく面白いトラックだし、そこでまた走ることを楽しみにしているんだ」
アルバースのチームメイト、エイドリアン・スーティルは、トップから2周遅れではあるものの、デビュー戦となったオーストラリアGPで完走を果たした。F1初年度となる今年、彼は多くの経験を積もうと頑張るだろう。
しかし、彼はメルボルンで2度のペナルティを受けており、これは今後の課題となっている。1回目は青旗を無視したことにより、そして2回目は、ピットロードからコースへと出る際、合流を示すホワイトラインを踏んだことが原因となった。
「僕はセパンでレースをしたことがないけど、この手のレイアウトには慣れているから、そこで走るのがすごく楽しみだ」とスーティル。
「オーストラリアではいろんなことを学んだから、それをマレーシアでの実戦に活かしたい。目標は速く走ることと、もうないとは思うけど、ペナルティを受けないこと。そしていいレースをすることだ」