フェラーリのチームボス、ジャン・トッドは、2007年への準備がどれだけ上手くできたかは、予選が終わってみないと明らかにはならないだろうと語り、新シーズン開幕前での予想を拒んでいる。

　オーストラリアGPを目前に控え、トッドが語ったところによると、冬の間はチームがトップに留まるために全力を尽くしてきたということだ。特に今年はミハエル・シューマッハーの引退により、フェラーリチームにとって新たな夜明けの年となるからだ。
「スクーデリアの素晴らしい歴史の中で、メルボルンは新たな一章となるだろう」とトッドは語った。
「11年が経ち、ミハエル・シューマッハーはレースから身を引いた。今度は、フェリペ・マッサとキミ・ライコネンがタイトルを獲る番だ」
「この数ヶ月、私たちはこれまでと同様に頑張って働いてきたが、（今週）土曜の予選が終わって初めて、自分たちのコンディションを知ることになるだろう」

　一方、チームの元ナンバー1で、幾度もタイトルを獲得しているミハエル・シューマッハーは、“スーパー・アシスタント”兼アドバイザーとして、まだチームに深く関わっており、彼はマッサとライコネンのふたりがアルバートパークで活躍するだろうと考えている。
「僕たちは開幕戦に向けて準備万端だし、うまくやれるはずだと思っている」とシューマッハー。
「選手権が始まるのが待ちきれないよ。すごい接戦で、エキサイティングなものになると思うからね。今の僕にできるのは、フェラーリの幸運を祈ることだけだよ」

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