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バリチェロ「地球の環境というコンセプトに興奮している」

2007年2月27日

 冬季テストではペースの遅さが懸念されているホンダだが、ルーベンス・バリチェロは、環境をテーマにしたホンダのニューマシンRA107は見た目に劣らず速さがあり、すぐにペースはアップするだろうと自信を見せている。

 バリチェロはフェラーリで6年間、ミハエル・シューマッハーの僚友を務めた後、昨年ホンダに移籍したが、以来苦しい戦いを強いられている。しかし、バリチェロは、昨年以上にチームに溶け込んでおり、来る2007年シーズンは最終戦までの8カ月間に渡り、より一貫した走りを見せられるよう準備ができていると語った。バリチェロは昨年、約10年ぶりに1度も表彰台に上らずにシーズンを終えた。しかし、彼はこれまでの苦渋を脱し、過去61回も上った表彰台に再び上れる日が目前に迫っていると確信している。

 バリチェロは26日、ロンドンの自然史博物館で行われたマシンのカラーリング発表会で、英クラッシュネットのインタビューに対して次のように語った。
「マシンが変われば、新たな気持ちで前向きに頑張っていけるものと人は考えているようだ。たしかに、そういうこともあるが、僕にとっては、ホンダのマシンのフィロソフィーを理解してドライブすることが、とても難しかった。ドライブしづらいマシンで、最初は好きではなかったんだ。その後、次第に慣れて、いいレベルに達したけれど、それでも僕が望むようなレベルではなかった。しかし、今年は、さらによくなるだろうと思っている」

 その鍵を握るのは、RA107が昨年のマシンからどれだけ進化しているかにかかっているだろう。昨年はマシンに欠点が多くあったものの、ジェンソン・バトンが8月のハンガリーGPで、ホンダにとって1992年以来となる優勝を飾った。バリチェロは、テストの最初こそRA107にいろいろなトラブルが起こったが、今後は飛躍的に進化するだろうと自信を持っている。


「メカ二カルな点、ならびに空力の点から、主にトラクション面の改良が行われた」と昨年のマシンとの主な違いを語るバリチェロ。
「昨年はトラクションが悪く、リヤタイヤに苦労した。でも、いまはよくなっている。マシン全体が去年よりよくなっているようだ」
「とても信頼性があり、去年よりスピードも上がっている。もっとも、僕たちが望むような速さではないけれど、理想に近づくように、いまはハードワークを行っている」
「僕はいまとてもワクワクしている。マシンに関するプログラムについてもそうだが、マシンの示すコンセプトにも非常に興奮している。このコンセプトとは、地球の救済を考えていない人々に対し、ほんの少しでもみんなが心がければ、事態はかなりよくなることを示していくというものだ。そうした活動に参加できることを誇りに思っている」

 これまで9度のGP優勝経験を持つバリチェロは、ホンダはテストで上位のタイムをマークしていないという指摘に対し、チームはスピードアップの方法をよく知っており、メルボルンでの開幕戦ではテストのときより上位のポジションを走れるようになっているはずだと述べた。
「とくにフェラーリが凄かったが、マクラーレンとBMWもかなり速かった。僕たちはただ一生懸命作業に励むだけだ。そして、マシンを今よりよくしなくてはならない。僕たちが可能だと考えるタイムとパフォーマンスをぜひ実現したい」
「僕たちには必要な技術が揃っている。風洞を常にフル回転させてマシンの向上に努めている。現在抱えている問題は、すべてとはいわないまでも、解決可能なものもある。僕たちの調子はいい。問題をすべて解決するには時間がかかるだろう。でも、たとえ時間がかかっても、問題をすべて解決できれば、うまくいくだろう」


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