スパイカーF1チームは、2007年のスポンサーリストにドイツのIT企業、メディオンAGを加え、複数年の技術およびマーケティング契約を結んだことを明らかにした。
この契約は、今季、スパイカーがクリスチャン・アルバースのチームメイトとしてエイドリアン・スーティルを起用したことから実現し、マクレガー・ファッショングループ、クイック、そしてトラストに続き、メディオンのロゴが車両とレーシングスーツに付けられることになった。
「我々は、スパイカーに新加入するエキサイティングなドイツ人ドライバー、エイドリアン・スーティルをそのキャリアの初期から支援してきた。彼の類い稀なる才能と大志を信じているからだ」と、メディオン社のCEOであるクリスチャン・アイゲンは語る。
「彼がF1に昇格した今、メディオンにとしてはスパイカーF1と手を組むのが当然の流れだ」
「F1およびスパイカーF1チームをつぶさに検討した結果、F1の持つ世界的基盤が、我々のブランド認知度とイメージを高めると確信するに至った。我々の製品とF1には密接な関わりがあり、興味深いチャンスが生まれることだろう。F1は革新、ダイナミズム、そしてハイテクノロジーの象徴とも言え、まさにメディオンのイメージと一致する」
メディオンAGは、パソコン、マルチメディア、個人メディア製品などを幅広く製造し、ヨーロッパを中心にビジネス展開しており、チームはこれらすべての製品を使用するようになる。
「最大かつ最も成功したテクノロジーブランドのひとつであるメディオンとスポンサー契約を結ぶことができて、とても嬉しく思っている」とチーム代表のコリン・コレス。
「彼らの革新的なIT技術とメディア製品を使えば、チームのあらゆる部署での作業効率が上がるだろう」
スポンサーおよびドライバーの発表以外、冬の間は沈黙を守ったスパイカーは、クリスマス休暇前にテストを行わなかった唯一のチームだが、来月にはシルバーストンで2007年の新車をお披露目する予定だ。