17日、ヘレス合同テストが2日目を迎え、ルノー、ウイリアムズ、スーパーアグリの3チーム4名のドライバーが走行を行った。
トップタイムをマークしたのは、ルノーのジャンカルロ・フィジケラ。彼はルノーR27で115周を走りこみ、1分20秒201のタイムを記録した。
「ニューマシンの初めての本格的なテストでレースディスタンスを走りこみ、トラブルが出なかったというのは、とてもいい結果だと思う。信頼性において、すでに強力なポジションにいるということだからね。でも、開幕戦に向け、まだまだしなければならないことは山積みだ」
「コースコンディションは今日もあまりよくなかったけれど、少しは改善された。今日は信頼性の問題に集中していたので、それほど問題ではなかったよ。明日はセッティングの作業に取りかかる予定だ。このマシンにはいい感触を持っているし、かなりポテンシャルのあるマシンだと思う」
この日はチームメイトのヘイキ・コバライネンも参加、ニューマシンの初走行を行い、4番手タイムを出している。
「今日初めてこのマシンに乗ったので、チェック作業を行い、あまり走りこまなかった。今朝乗った時の第一印象はとてもよく、午後に少し長めの走行をした時にもその印象は変わらなかった。R26と似た性格のマシンだが、冬の間ターゲットにしていたエリアが改善されているのが分かったよ。ジャンカルロが、信頼性の高さを示してくれた。明日はもっと周回を重ねて、さらにプログラムを進めていきたい」
2番手にはスーパーアグリのアンソニー・デイビッドソンが入った。デイビッドソンはSA06の暫定マシンでブリヂストンタイヤへの適応作業に取り組み、114周を走行、フィジケラからわずか0.06秒差のタイムを出した。
ウイリアムズの中嶋一貴が3番手。中嶋は暫定型マシンで初めてのレースディスタンスを走りこみ、4人中最多の140周を走行した。
「今日はさまざまなプログラムに取り組んだ。まずはクーリングシステムや電気系システムのチェックからスタートした」とテストチームマネージャーのマーク・コンドリフ。
「その後、午前中には、カズキは初のフルレース・シミュレーションを問題なくやり遂げた。午後にはトラクションコントロール、セーフティーカー出動時のシミュレーションなどを行っている。カズキは140周、620kmを走りきった」
Jerez(1/17)
Leading times
1位
Giancarlo Fisichella
Renault-Renault
1'20.201
115Laps
2位
Anthony Davidson
Super Aguri-Honda
1'20.266
114Laps
3位
Kazuki Nakajima
Williams-Toyota
1'20.375
140Laps
4位
Heikki Kovalainen
Renault-Renault
1'20.635
44Laps
Weather/Track conditions: Dry and Sunny
All times unofficial - courtesy of Renault/Super Aguri/Williams