新しくフェラーリに加わったキミ・ライコネンは、F1界におけるスクーデリアの歴史を考えると、チームのレーシングスーツに身を包むのは、かなり特別なことだと語った。

　ライコネンはまた、伊マラネロに本拠を置くフェラーリに漂っている空気が好きだと付け加えた。以前所属していたマクラーレン‐メルセデスとは全く異なる雰囲気なのだという。
「赤は、確かにより温かい感じがする。すごくいいよね。僕はチームのスタイル全部が好きだ。もちろん、初めてフェラーリの服を見につけるのは、かなり特別なことだ。レーシングスーツも新しくて、ワクワクする。いつも最高の気分になる」
「初めてテストのためにファクトリーを訪ねた時、その空気が違うことに気付いた。すごく良いんだ。より家庭的な感じがするし、みんな全力を尽くして頑張っているんだが、すごくリラックスしていて、一緒に働きやすい人たちだ。僕が予想していたとおりだったし、人から聞いていたとおりだったのが、本当に嬉しかった。だから、今はポジティブな話しか出てこないよ」
「もちろん、マクラーレン‐メルセデスとは全く異なっている。僕としてはポジティブな方向に向かっているということで、すごく嬉しいよ」

　クリスマスと新年をどのように過ごしていたかについては、“アイスマン”は、ただリラックスしていたと答えた。しかし、3月にオーストラリアGPで開幕を迎える新しいシーズンに向けては、しっかりと準備を進めているそうだ。
「クリスマスは自宅でのんびり過ごしたよ。あまりやることがなかったからね」とライコネン。
「そうやって過ごすための時間だし、多少は何かやったのかもしれないけど、たいしたことじゃない。僕は自分の好きなことをするし、ちゃんと鍛えている。大切なのは、それだけだよ」