ブリアトーレ「来季も素晴らしいショーが見せられるはず」
2006年12月19日
ファンに対するF1のあり方についてしばしば批判してきたフラビオ・ブリアトーレだが、現在のF1はとても健全な状態であり、来季も今年同様のエキサイティングなショーを見せられるはずだと述べた。
ブリアトーレは、ルノーF1の公式ウェブサイトの中で、一時はF1の分裂も危ぶまれた内部抗争にピリオドが打たれたことに喜びを表明するとともに、来季のF1は複数のキーパーソンがチームを移籍することによって、今年以上とは言わずとも、今年に負けず劣らぬエキサイティングな展開になるだろうと語った。
「いまのF1はとても健全な状態にある。構造面からしても、F1に参戦する各チームは長期的に参戦している。また、コストを下げ、ショーとしてのF1をさらに魅力的なものにするためのルールもある。しかし、一番重要なことは、2006年は素晴らしいショーを見せられたことだ。来季もきっと、素晴らしいショーが見せられるはずだ」
「2006年のタイトル争いの終盤は、とても盛り上がった。みんな、きっと、来季も同じようなストーリーを期待していると思う。来季は世代交代が起こり、移籍する人間も多い。すべてががらりと変わる。従って、来季は予想しづらいし、それだけにエキサイティングになるはずだ。それこそ、F1にとって必要なことだ」
2度のワールドチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソがマクラーレンに移籍することになったものの、ブリアトーレは、エンストンとビリー−シャティヨンのチームが強力であるため3度目のタイトルも狙えると、来季も優勝候補であり続ける見通しを語った。
「来季はフェルナンドがいないので、今年のようにはいかないだろう。しかし、チャレンジを楽しみにしている。ドライバーはパッケージの中のひとつの要素だ。トップ3のチームの中で、私たちだけがテクニカル面の体制に大きな変動がない。これは、F1での成功にとって重要なことだ。また、マネージメントも安定しているし、仕事に必要な資金もある。かつて、私たちのビジョンについて批判されたことがあったし、今後も批判されることがあるだろう。しかし、私たちは自分たちがどの方向へ進むべきか知っている。正しい方向へ進んでいると確信している」
「(成功の秘訣は)マシンのサイドに書いてあったこと、つまり、チームスピリットだ。F1の中で私たちが一番予算を持っているわけではない。また、最も高い給料を払っているわけでもないし、スーパースターがいるわけでもない。しかし、私たちは常にチームとして動いている。しかも、みんな自由闊達に意見を言う。そして、それぞれが望むものはどれも最高のものだ。みんな、トップになるための情熱を持っている」
「一番いい例が今年の夏だ。あの時、私たちはかなり難しい状況に直面していた。でも、みんな一生懸命仕事をし、再び調子を取り戻した。ロブ・ホワイトとビリーのエンジンチームの功績だ。彼らは新しいV8エンジンをデザインし、実戦投入すると、初戦で見事優勝した。今年の終盤にもいくつかの問題を抱えたが、その時も彼らは全力を尽くしてパフォーマンスと信頼性を取り戻してくれた。彼らは本当に素晴らしい仕事をした。エンストンのチームも同様に、あらゆる面で限界まで頑張ってくれた」
「今年はとてもタフなシーズンだった。2005年よりもきつかった。私たちはフェラーリの巻き返しに対抗して全力で戦った。あの時はチームの誰もが大きなストレスを抱えていた。しかし、フェラーリに勝てたのは光栄なことだ。特に、途中でフェラーリの勝利を確信した人がとても多かったようだからね。でも、私たちが勝った。苦しんだ末に手にした勝利だっただけに、とても嬉しかった。私はこのようなチームの一員であることをとても誇りに思っている」
関連ニュース

1位 | ランド・ノリス | 44 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 36 |
3位 | ジョージ・ラッセル | 35 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 34 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 22 |
6位 | アレクサンダー・アルボン | 16 |
7位 | エステバン・オコン | 10 |
8位 | ランス・ストロール | 10 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 9 |
10位 | シャルル・ルクレール | 8 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 78 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 57 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 36 |
4位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
5位 | スクーデリア・フェラーリHP | 17 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 14 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
9位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 3 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

