F速

  • 会員登録
  • ログイン

サム・マイケル、中嶋一貴を高く評価

2006年12月19日

 ウイリアムズF1チームは、来シーズンには本来の調子を取り戻すべく、今年最後の合同テストで、引き続きトヨタエンジンを搭載したマシンを走らせた。同チームはそのヘレステストで励みとなるような結果を得て、期待外れに終わった2006年シーズンを締め括っている。また、チームは、初めてF1マシンを走らせた中嶋一貴のパフォーマンスを高く評価した。

 実際のところ2006年は、同チームにとって失望するようなシーズンとなった。しばしば目を見張るようなスピードを見せながらも、信頼性不足のためコンストラクターズ8位に終わり、マーク・ウエーバーは2007年に向けレッドブルと契約、チームを去っていった。
 それでもなお、ウイリアムズ・チームは年末に向けてプッシュし続けた。ニコ・ロズベルグ、アレクサンダー・ブルツのレースドライバー2名の他、ナレイン・カーティケヤン、中嶋一貴のテストドライバー2名をヘレステストに参加させ、トヨタが開発したエンジンとギヤボックスを搭載した、進化型FW28を走らせた。

 テクニカルディレクターのサム・マイケルは、今シーズンについては忘れてしまいたいと思っているはずだが、冬季期間には耐久性を上げたいと考えており、チームが前進できたことに勇気づけられたようだ。
「我々は9月からFW28Bでテストをスタートした。このマシンは、トヨタエンジンと我々の2007年用シームレスギヤボックスを搭載した、FW28Aの改良型だった。そのFW28Bでは、2007年に信頼性を大幅に向上させるというプランの一部としてレースシミュレーションを行い、3戦分のレース距離に相当する6、500km以上を走破している」
「信頼性に加え、我々はブリヂストンが提供を始めたタイヤがどのように変化したかを理解できるよう懸命に努力しているが、そこには予想外の驚きはなかった。というのも、タイヤにはかなりの一貫性があり、より扱いやすくなったからだ。これが安定したベースラインを元にして、異なるセットアップ変更を評価する際の手助けとなる」


 またマイケルは、ドライバーラインナップに満足感を示し、特に中嶋を称賛した。ウイリアムズF1マシンでの初走行に臨んだ中嶋は、安定した走りでコンペティティブなタイムを記録、周囲に好印象を残している。
「テスト期間、我々は4人のドライバー全員に走ってもらった。ニコ、アレックス、ナレインだけでなく、カズキもだ。カズキは初のF1テストで並外れたパフォーマンスを披露し、自身が準備万端だったことを示したと思う」
「ヘレステストで彼は、2日間で840km以上を走行し、安定したラップタイムを記録、かつ肉体的にも問題はなかったようだ。私は、初めてF1マシンを走らせたドライバーがそのようなパフォーマンスを発揮したのを見て非常に感銘を受け、彼には素晴らしい未来が待ち受けていると確信した」


レース

9/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
9/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
9/7(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※イタリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ324
2位ランド・ノリス293
3位マックス・フェルスタッペン230
4位ジョージ・ラッセル194
5位シャルル・ルクレール163
6位ルイス・ハミルトン117
7位アレクサンダー・アルボン70
8位アンドレア・キミ・アントネッリ66
9位アイザック・ハジャー38
10位ニコ・ヒュルケンベルグ37

チームランキング

※イタリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム617
2位スクーデリア・フェラーリHP280
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム260
4位オラクル・レッドブル・レーシング239
5位ウイリアムズ・レーシング86
6位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム62
7位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム61
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー55
9位マネーグラム・ハースF1チーム44
10位BWTアルピーヌF1チーム20

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第16戦イタリアGP 9/7
第17戦アゼルバイジャンGP 9/21
第18戦シンガポールGP 10/5
第19戦アメリカGP 10/19
第20戦メキシコシティGP 10/26
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年10月号 Vol.4 後半戦展望号