ホンダのチームボス、ニック・フライは、チームは来季に向け、新車の発表とスポンサーの発表を2回に分けて行うことを明らかにした。また、開幕直前に披露されるマシンの正式なカラーリングは、外部の予想とはかなり違ったものになるとも語っている。
ここ数シーズンの恒例で、ホンダは今年も冬季テスト期間中のほとんどをカーボンブラックの暫定カラーリングで通す。フライによれば、来シーズンのカラーリングは、多くの人々が想像するようなものにはならないという。ここ数年のメインスポンサーだったブリティッシュ・アメリカン・タバコがF1を撤退したものの、予想では、チームは引き続きホンダのジャパンカラーとして赤/白を採用すると見られているのだが、フライは新たなマーケティングの方向性から少々驚くような外観になるだろうと話す。
「来年のマシンに空きスペースは残っていない。もちろん他のスポンサーのためなら用意できるがね」と、f1.comの取材に答えるフライ。
「我々にはマーケティングプランがある。これは多くの人々を驚かせるようなもので、これによって来年の我々の取り組み方に興味を持ってもらえると思う。ホンダのロゴに覆われた車ではなく、もっととても変わったものになるはずだ」
現行名を引き継ぎ“RA107”という名称になるだろう2007年の新車について、フライは、来月中にデビューさせたい意向を明らかにしたが、正式なカラーリングの公表は開幕戦が間近になる頃まで待たなければならないようだ。
「新車のテストは1月の第3週に開始する予定だが、マーケティングプランおよび新スポンサーの発表はおそらく3月初め以降になるだろう。つまり2度の発表があり、1回は新車を、もう1回は新たなマーケティングコンセプトを発表する機会になる。マーケティングコンセプトの発表までは、マシンは黒いカラーリングで走ることになるだろう」