[Honda]中本修平レポート「ドライバー篇・その1」
2006年12月1日
バトン、バリチェロというラインアップで戦った2006年。両者は性格からドライビングスタイル、レースに臨む姿勢と、何から何まで異なったドライバーだと、中本STDは言う。そんな2人の今シーズンを、振り返ってもらおう。
―まずバトンですが、今年はどうでしたか。
「だいぶよくなって来たと思います。クルマやエンジンに対しても、「もっと、こうして欲しい」と、ずいぶん言うようになってきました」
―本人も、勝ちたい気持ちが強かったんでしょうね。
「少なくとも、かたわらから見る限りでは、そういうプレッシャーを感じているようには見えませんでした。でも、勝ったから言うわけではありませんが、客観的に見ても、M.シューマッハ、アロンソ、ライコネンと来て、その次に続くドライバーは誰かといえば、やっぱり間違いなくバトンだと思います」
―その意味では各チームのチーム力と、彼らが抱えるドライバーの力量とが、比例しているといえますか?
「それは、どうでしょう。たとえばシーズン後半だけを見た場合、もしルノーにアロンソがいなかったら、バトンは実力でルノーに勝てたと思います。前半についていえば、純粋にクルマが負けていました。そういう意味で来年のルノーを見た場合、コバライネンがどこまで走れるかは未知数ですが、ガチンコ勝負ができる可能性は高いと思います」
―バトンはクルマがちゃんと走ってくれないときでも、ちゃんとタイムを出すドライバーですか。
「その時々の状況の中で、それなりに走らせようとします。その点は、優勝した後のレースでも変わっていません。それが技術者には、困るところでもあるのですが」
―クルマの何が問題なのか、見えにくいと?
「そうですね」
―それに比べると、バリチェロは優れたテスターといえますか?
「はい。クルマのよし悪しが、すぐにタイムに反映します。何が悪い、ここはこんな感じと、いろいろと言ってきます。非常にわかりやすいです」
―今年のバリチェロを見ると、Hondaへの適応にずいぶん苦労した印象です。
「それはありました。ただし、フェラーリからHondaというだけではなくて、V10エンジンからV8エンジンへの適応にも、かなりてこずっていました。V8になって排気量が小さくなるのだから、トルクも減るに決まっていますが、なかなかそれに合わせた走りをしませんでした。とにかく頑固なんです。デビッドソンやバトンの走行データを見せて、「ほらスロットルワークが違うでしょ」と言っても、「いや、この方が速く走れると信じている」と言っていました(笑)」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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