F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

[Honda]中本修平レポート「今シーズンを振り返る・その2」

2006年11月8日

 ヨーロッパラウンドに入った第4戦以降、Honda Racing F1 Teamは成績不振に苦しむことになる。開発の方向性に、迷いが出てきたからだった。しかし軌道修正の作業も徐々に進み、本来の戦闘力が出せる兆しは出てきていた。そして6月のカナダGP直前、チームは中本修平シニア・テクニカル・ディレクターを技術部門の頂点に据える体制改革を敢行した。

 ミシュランもわかってくれて、カナダGPからはHonda用のタイヤに戻してもらいました。でもまだ、中途半端でした。車体セッティングの考えとかは、まだ戻っていませんでしたし。それでも次のインディアナポリスでは、異常気温の影響もあったけれど、UKから直接指示を出して、少し持ち直しました。

−とはいえ次のフランスGPは、成績の上ではどん底でした。

「でもホントは、クルマはよかったんですよ。ジェンソンはいいペースで、終盤10番手ぐらいまで上がっていけていましたし」

−あのGPは体制変更後、中本さんが初めて現場に戻ってきたレース。ひどい結果だったのに、全然不機嫌じゃなかった。「今回がどん底で、これから上がるばかりだ」というコメントが、単なる負け惜しみには聞こえませんでした。

「予選ではクルマ自体はそこそこ速かったし、レースペースも悪くなかったですから。「何だ、クルマは悪くないんだ」と思えました。あの時点ではまだ、新しいものは何も入れていなかったんです。極端な言い方をすると、冬のテスト時のタイヤと車体セッティングに戻しただけでした。それでも、悪くはなかった」


−クルマ本来の素性の良さを、再確認したレースだったと。

「そうです。この方向性でいいんだから、もっとこっちに進めていこうと確信できました」

−長い遠回りでしたね。

「成績が悪い時も、冬のテスト時のタイヤや車体セッティングに戻せばいいんだ、絶対に、と僕は言い続けてきました。正しいと思っていました。だから今の職を任された時は、 そっちの方向をもっと伸ばそうと思って、カナダとUSの現場は休んで、それに沿った新しいパーツ作りや、他のアイデアの吸い上げ、それから、もっと効率良く回るような組織変更などファクトリーでいろいろとやっていたわけです」
「そういうのを入れられるようになってきたのが、7月末のドイツからだったんです。そうしたらいきなり、えっ?というぐらい、いい感じになりました。あの時は、最後にライコネンにやられてしまいましたけれど。ブラジルでの打ち上げの時、ジェンソンも言っていました。「あのドイツからのクルマで、あそこから最終戦までの開発ペースを開幕戦からやっていれば、おれたちはこんなポジションにはいなかったよね」って」




レース

6/28(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
6/29(土) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/30(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン237
2位ランド・ノリス156
3位シャルル・ルクレール150
4位カルロス・サインツ135
5位セルジオ・ペレス118
6位オスカー・ピアストリ112
7位ジョージ・ラッセル111
8位ルイス・ハミルトン85
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング355
2位スクーデリア・フェラーリ291
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム268
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム30
7位マネーグラム・ハースF1チーム19
8位BWTアルピーヌF1チーム9
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号