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[Honda]中本修平レポート「今シーズンを振り返る・その1」

2006年11月2日

 新生Honda Racing F1 Teamとして、2004年以上の躍進が期待された2006年シーズン。しかし前半は低迷が続き、チームは中本修平シニア・テクニカル・ディレクターを開発・レース運営の頂点に置く組織改革を行った。
 その結果、8月のハンガリーGPでは第3期初優勝を遂げ、最終戦まで上位入賞を続けるなどの成果を挙げて、シーズンを終了した。激動の1年を、中本STDはどう戦ってきたのか。

−1月に新車が走り始めたとき、ジェンソン・バトンは「2004年以上の手応えがある」と言っていました。実際、オフテストは快調でした。ところがシーズンが開幕してからは、予想外の苦戦が続いた印象です。

「その認識は、ちょっと違います。シーズン序盤の成績は、ウィンターテストの力関係をそのまま反映したものでした。フェラーリの速さだけは予想以上だったものの、ルノーにはかなわないというのはわかっていました。マクラーレンにしても、うちに何らかのトラブルが出れば、やられてしまうだろうと思っていました。そして開幕3戦は、その通りの展開だったわけです。「なぜ勝てないんだ」とか言われましたけれど、それは冬のテストをちゃんと見ていれば、わかりきったことでした。マレーシアでは表彰台に上がりましたけれど、ルノーとの差は絶対的にありましたしね」
「タイヤの使い方にしても、取り立てて問題が出ていたわけではありません。オーストラリアではセーフティカーが入ったことで速度が落ちて、タイヤ温度が下がってグリップを確保できず、うまく走れなかったことはありましたけれど。要するに開幕3戦までは、特に問題はありませんでした。マシンが本来持っている力に加え、タイヤ2メーカーのレースごとのパフォーマンスの差で、順位が上がったり下がったりしただけでした」


「しかしその頃から、開発の方向性に迷いが出てきました。「ルノーと同じタイヤを使ったらどうか」とか「2004年のような車体セッティングに戻したらどうか」とか。もちろん、よかれと思ってやったのですが、結果的にマシン本来のポテンシャルを殺す方向へいってしまいました。タイヤの温度が低いので、ルノーと同じではグリップが出ません。予選は遅いし、レースも遅い。完走しても、周回遅れになる。トップとの差は、どんどん開いていってしまったわけです」

−この時点でテクニカル・ディレクターだったジェフ・ウィリスに、中本さんから技術的なアドバイスは?

「このままでは絶対にまずい、と思っていました。でも正直なところ、なかなか声が届きにくかったですね」




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