スパイカーMF1が今週、シルバーストンで2日間に渡って生産的なテストを行い、最後のブラジル戦での好成績に自信を深めている。
金曜日、マーカス・ビンケルホックが午前中のテストに臨むと、午後からはレギュラードライバーのクリスチャン・アルバースがテストを引き継いだ。水曜日は雨で思うような走りができず、金曜日は、セッション終盤にアルバースがテクニカルトラブルを抱えてそのままテストを終了することになったものの、全体的に満足のいくセッションができたようだ。
アルバースはクラッシュネットのインタビューに答えて次のように語った。
「テストはうまくいった。今日はしっかり走ることができたし、タイヤコンパウンドのテストも行えた。ブラジル戦に向けて色々学べたと思う」
「来週の金曜日にあまり作業を行わずに済むように、ブラジル戦に向けたセットアップ作業も行った。みんな素晴らしい仕事をした」
「シルバーストンでは、ファクトリーに行くのがいつも楽しい。チームの他のメンバーと、どれぐらい進歩したか話し合うチャンスがあるからね」
一方、ビンケルホックは次のように語った。
「今日はとてもうまくいった。最初の数時間は路面がちょっと濡れていて、テストプログラムを変更したけれどね。でも、滑りやすいコンディションの中でF1マシンをドライブしたことがなかったから、いい経験になったよ」
「僕は何の問題もなく、たくさんのラップを走り込めた。全体的に、とても満足している。シーズン最終戦の前にテストが行えてとても嬉しく思っている。このチャンスを与えてくれたコリン・コレスにはとても感謝している」
スパイカーMF1のレース兼テストエンジニアリングのボス、ドミニク・ハーローは次のようにコメントした。
「マーカスは南サーキットを85ラップ走り込んだ。初めは路面が濡れていたが、コントロールシステムとタイヤテストを完了できた」
「クリスチャンも同じぐらいのラップを走り込み、ブラジル戦に向けたタイヤテストと2007年用に開発中のパーツテストを行った。天気がよく、生産的な1日を送ることができ、チームはとても満足している。ブラジル戦では、ここで学んだことを生かし、コンペティティブなレースができればと期待している」