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[Michelin]アロンソがタイトル争いの首位を堅持

2006年7月18日

 巧妙な作戦のおかげで、フェルナンド・アロンソ(ルノー/ミシュラン)は今回のフランスGPで、ミハエル・シューマッハとフェリペ・マッサのフェラーリ勢に割ってはいった。3位グリッドからスタートしたアロンソは、第1コーナーでマッサを抜こうとアタックしたが、マッサが譲らなかったため、アロンソは第1スティントをその後方で過ごさざるをえなかった。

 シューマッハがリードを築くのを見ながら、ルノーはフェラーリ勢の3ストップ作戦に対して、アロンソを2ストップにした。そのおかげで、マッサが最後のストップに入ったときにアロンソは2位に上がることができた。フィニッシュ時点でシューマッハからは10秒131の遅れだった。ただし、タイトル争いではアロンソがシューマッハに17ポイント差で首位を守っている。今シーズンの11戦で、アロンソが2位以内の結果を逃したことは1回しかない。コンストラクターズ選手権では、ルノーはフェラーリに対して21ポイント差でやはり首位にある。

 レース中に大きなアクシデントは起きなかった。ラルフ・シューマッハ(トヨタ)は最初のピットストップが長引きながら、4位だった。その直後にキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス/ミシュラン)が続いた。ライコネンはレース中盤にいったんシューマッハを抜いていたが、最後のピットストップで抜き返された。
 6位ジャンカルロ・フィジケラ、7位ペドロ・デ・ラ・ロサ(マクラーレン・メルセデス)、8位ニック・ハイドフェルト(BMWザウバー)もミシュラン勢でポイントを獲得した。デ・ラ・ロサは2005年バーレーンGP以来のレース出走だった。ファン‐パブロ・モントーヤが、2007年にアメリカのNASCARネクステル・カップに転向すると発表して、現在休養中のため、代役としてデ・ラ・ロサが起用された。


 ミシュラン勢は2人を除いて完走した。デビッド・クルサード(レッドブル)は、ハイドフェルトから3.2秒遅れの9位で、3戦連続のポイント獲得を惜しくも逃した。10位スコット・スピード(トロロッソ)、11位ジャック・ビルヌーブ(BMWザウバー)、12位クリスチャン・クリエン(レッドブル)、13位ビタントニオ・リウッツィ(トロロッソ)と続いた。リウッツィはスケジュール外のエンジン交換をおこなったため、グリッド後方からレースをスタートした。
 ミシュラン勢のリタイヤ組は、ホンダのチームメイトであるルーベンス・バリチェロとジェンソン・バトンだった。どちらもエンジン関連とみられるトラブルでレースをあきらめた。

ニック・ショロック
「私たちのタイヤの安定性をレースの勝利に結びつけられなかったのは、もちろん残念です。しかしこのような結果は、次こそという意欲に火をつけます」
「私たちのパフォーマンスに向上の必要があることは認めます。今週はいくつもアイデアを試す予定です。今回のレースには10種類の製品を持ち込み、今日はそのうち6種類を使いました。かなりアグレッシブな“オプション”のタイヤを、週末の早い段階で試したのですが、路面温度が非常に高いために、レースの距離では摩耗がきつくなるというのが一致した意見でした。1周では明らかに速いタイヤなので、これをもとに今後のレースで開発を続けていきます」
「私たちのパートナーは両選手権で首位を維持しています。今後も力を緩めることはありません。次のドイツGPで勝てるタイヤを全パートナーに供給することに力を注ぎます」

パット・シモンズ
「今日の路面温度は50℃を超え、タイヤには厳しい環境だった。ミシュランの安定性がフェラーリに対するアドバンテージになることを期待していたが、残念ながらそうはならなかった」
「タイヤの争いは、シーズンを通じてどちら側にも振り子が振れるものだ。ミシュランのエンジニアが精一杯努力しているのもわかっている。ホッケンハイムでは流れをそのパートナーの側に引き戻すために、彼らは全力を尽くしてくれるはずだ」




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