スーバーアグリF1チームにて自国ファンを前に16位フィニッシュを果たしたフランク・モンタニーは、このレースを最後にレギュラーシートを降りるに際し、F1レース出場のチャンスを与えてくれた鈴木亜久里代表に感謝のコメントを残した。

　モンタニーは、井出有治に代わって7レースに出場してきたが、次のドイツ戦では山本左近にシートを譲り、ホッケンハイム以降はテストドライバーになるものと見られる。
　フランスGPでは、唯一のフランス人ドライバーとなったモンタニー。序盤にティアゴ・モンテイロとバトルをするシーンもあったものの最後まで上位陣に挑むことはできなかったが、なんとかレースを完走してみせた。

「まあ、僕自身としてはレースを完走できたのでいい結果だったと思う。スタートも良かったし他のドライバーたちとやり合うこともできた。シケインをカットしたのは、モンテイロに追い越されてシケインに入れなかったからだ」
「他車と競い合えたという意味ではいいスタートだったし、それ以降はとにかくタイヤと車に集中し全力を尽くすことに努めた。あとはレースの流れに任せて、完走することができた」

　レース出場のチャンスを与えてくれた鈴木亜久里への感謝とチームへの称賛を表すモンタニーだが、特に自国レースまでエントリーを延ばしてくれたことが嬉しかったという。
「今週末もチームとエンジニアが頑張ってくれたし、スーパーアグリF1チームと鈴木亜久里代表にはこのチームで走る機会を与えてくれたことに感謝したい」

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