[MICHELIN]カナダで100勝目を狙うミシュラン
2006年6月23日
ジル・ビルヌーブ・サーキットは、モントリオールのセントローレンス川に浮かぶノートルダム島にあり、高速のストレートと低速コーナーが組み合わされたレイアウトで、エンジンとブレーキに大きな負担がかるサーキットだ。
モントリオールは活気あふれる国際的雰囲気の街で、F1カレンダーで最も人気の高い開催地のひとつになっており、1978年以降はカナダGPの開催地として定着(ただし1987年はスポンサー問題から開催キャンセル)。
カナダGPが初めてF1カレンダーに加わったのは1967年で、今年は第38回にあたる。そして、モントリオールでの開催は28回目だ。それ以前はモスポートパークで8回、モントラブランで2回開催された歴史がある。
F1世界選手権通算99勝(今シーズンは8戦で6勝を追加)を挙げているミシュランは、カナダで100勝目を狙い、モントリオールでの優勝経験は充分だ。1978年に地元出身のジル・ビルヌーブ(現在のBMWザウバーのドライバー、ジャック・ビルヌーブの亡父)が、ミシュランを装着したフェラーリ312T3に乗り、ここでF1初優勝を遂げ、それはカナダ人ドライバーのF1初勝利でもあった。
ミシュランはこの地でその他に4勝している。1981年ジャック・ラフィ(リジェJS17-マトラ、フランスのエンジンコンストラクターのマトラにとって最後の勝利)、1984年ネルソン・ピケ(ブラバムBT53-BMW)、2001年ラルフ・シューマッハ(ウイリアムズFW23-BMW)、2005年キミ・ライコネン(マクラーレンMP4-20-メルセデス)がその優勝者となっている。
ジャック・ビルヌーブ
(BMWザウバーF1チーム)
「タイヤはもちろんモントリオールで重要な要素だ。まずストレートがとても長いので、スピードが上がり、過熱してブリスターができることがある。他のコースと違って、コーナーはどれも低速だ。つまりヘビーブレーキングと全開加速が必要になる。タイヤにかかる負担も普通のサーキットとはかなり違っている。横荷重はほとんどなく、縦荷重ばかりだ」
ニック・ショロック
(ミシュラン、F1部門ディレクター)
「普段は静かなノートルダム島が、カナダGP開催中だけはモントリオール一騒々しい場所に変わります。ここはメルボルンやモナコとおなじ市街地コースに分類されますが、長い直線を何本か持つおかげで、とても高速です。コースとバリアの間隔が狭く、経験豊富なドライバーでも過去に何人もその餌食になってきました。とくに難しいのが第1シケインです」
「ここではパワーのあるエンジンが有利です。クルマのメカニカル面が厳しく、とくにブレーキとトランスミッションに負担がかかります」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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