ホンダのジェンソン・バトンは、今週末に行われる、FIA F1世界選手権第7戦、モナコGPを本当に楽しみにしているという。
去年は、サンマリノGPでの重量規定違反からチームが出場停止処分を受けていたため、モナコGPに出場できなかったバトン。2004年のモナコでは、勝者となったヤルノ・トゥルーリと並んでフロントロウからスタートし、2位でフィニッシュしている。バトンは、今回もその再現を狙おうとしている。
「今年のモナコGPが本当に楽しみだ」と、バトンは今週末のグランプリを前に語った。
「2004年にはいいレースができて、本当にエキサイティングなバトルの末に2位でフィニッシュした。ここは、レースをするにはクレイジーな場所だ。コースはとてもタイトでツイスティだし、バリアがとても近くにあるので、マシンのスピードがすごく体感できるんだ」
「ここは、カレンダーにある他のどのレースとも違うレースだ。素晴らしい歴史があるし、僕はモナコに住んでいるから“ホームレース”のひとつということで、いっそう意味深いレースだよ。マシンには、しっかりしたメカニカルグリップが必要だ。そしてここは、ドライバーの力がいつも以上にレース結果を左右できるサーキットでもある。僕らは今年ずっと、予選でとても強いし、それが、このレースに向けてはとても重要になるだろう。ピットストップ以外では追い越しがほとんど不可能だからね。とても近くで見られるから、ファンにとっても素晴らしいレースだよ」
先週バトンは、バレルンガでテストを行った。チームがモナコの準備をしていたこのテストで、彼は2日目と3日目に走行、300周以上を走って、RA106に進歩があったことを感じたという。
「先週のテストはうまくいって、かなりの走行距離を達成できた。モナコと、そしてカナダGPに向けてタイヤを選択するために、ミシュランとのタイヤプログラムをすべて完了したよ。バレルンガはとてもバンピーなサーキットで、モナコより路面がザラザラしているけれど、どのタイヤが適しているか、いいアイデアを得ることができた。全体として、ポジティブなテストだった」と彼は付け加えた。