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琢磨「F1カーで再びモナコに戻ることができてとてもうれしい」

2006年5月20日

 今シーズンのF1世界選手権の第7戦となるモナコGPは、F1という王冠に輝く宝石に例えられるレースである。このグランプリは世界トップクラスのスポーツイベント、また社交的なイベントのひとつに数えられ、この時期、世界中の多くのセレブや著名人がモナコ公国を訪れる。全長3.34kmのモナコ・サーキットはモンテカルロとラ・コンダミンの街の中の道路を利用して作られており、おそらくF1で最も難易度の高いコースだろう。ガードレールに囲まれた、道幅の狭いコースではオーバーテイクはほとんど不可能だ。さらにグリップの低い路面、大きな高低差、そしてとてもタイトなコーナーを持ち、それでいてランオフエリアがほとんどない、このコースを攻略する本当の喜びを知るのは一握りの経験豊富なF1ドライバーに限られることだろう。

佐藤琢磨
「モナコの街中を走るこのレースは、非常にスペシャルでユニークだ。平均速度がとても低く、コース路面に起伏があるので、クルマには高いメカニカルグリップが要求される。テレビでレースを観ている人にもはっきりとわかると思うが、サーキット自体、全体的に上り坂が多い。第1コーナーを抜けて、とても急な見通しの悪い坂を上った先にはチャレンジングなカジノコーナーが待ち受けている。再び、急な坂道をミラボーへと下ると、その先にはおそらくF1で最もタイトなローズヘアピンがある。トンネルを出る時の速度は時速285km。普段、ぼくが乗用車でそこを走る速度は時速50km だから、それを考えるとすごいスピードだね! そこからコースはフラットになるけれど、まだ高速コーナーのタバココーナーと手強いプールサイドが残っている。昨年はモナコのレースには出場できなかったので、F1カーで再びモナコに戻ることができて、とてもうれしい」


フランク・モンタニー
「スペインGP終了後、10日間の休みがとれて良かった。とてもリラックスできたし、ファクトリーを訪れて、来週のレースに備えてクルマの作業に取り組んでくれているスタッフに会うことができた。初めてのモナコGPにSUPER AGURI F1 TEAMとともに出場できることをとてもうれしく思う。ぼくを信頼して、そのチャンスを与えてくれた鈴木亜久里代表に感謝したい。厳しいレースになるのは覚悟しているが、F1で最も有名なレースに出場できることをとても楽しみにしている」

鈴木亜久里 チーム代表
「先週のバルセロナではフランクがメカニカルトラブルでフィニッシュを果たせなかった。スペインでは2台揃ってのフィニッシュを目指していたので残念だったが、モナコGPでSUPER AGURI F1 TEAMの2台がレースの最後まで走り切り、フィニッシュラインを越えてくれればいいと思っている。僕たちにとってはトラブルや経験から学び、挑戦をあきらめないことが重要なんだ。とにかく、来週のモナコはぼくがF1カレンダーの中でもっとも好きなレースだけにとても楽しみだ」


レース

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