F速

  • 会員登録
  • ログイン

新スペック投入のミシュランが、ブリヂストン連勝をストップ

2006年5月16日

 ニュースペックのタイヤを開発してスペインGPに臨むというミシュランの決断は、ルノーのフェルナンド・アロンソが母国ファンを前に歓喜の優勝を果たし、ブリヂストンを履くフェラーリの連勝を2でストップさせたことによって、見事に報われた。

 フェラーリ勢では、フェリペ・マッサがレース中のファステストラップを記録したものの、アロンソは熱狂的なバルセロナの母国ファンの前で、スタートからチェッカーフラッグまでレースの大半をリードした。マッサとミハエル・シューマッハーが用いたタイヤは、アロンソのペースについていくだけの性能を発揮できなかった。
 ブリヂストンの菅沼寿夫テクニカル・マネージャーは、次のように述べている。
「今日はかなり暑くなり、路面温度が37度まで上がった。我々は、こういったコンディションでもタイヤが安定して性能を発揮すると分かったが、あと少しだけグリップが必要そうだ」
「タイヤの状況は非常に良く、これといった問題もなかった。2位と4位という結果についても、悪い結果ではないと考えられる。レースを戦う度に、貴重なデータを入手している。今日のレースから学び、今後へとつなげていくつもりだ」


 アロンソは、スペインGPで勝利した初めてのスペイン人ドライバーとなっただけでなく、ミシュランをまた一歩グランプリ100勝目へと近づけた。ミシュランは、F1からの撤退を予定している今シーズン末までには、その記録を達成したいと願っている。
 予選でポールを獲得したアロンソは、2位に18秒という余裕を持って66周のレースを終えた。またアロンソ以外にも5人のミシュランユーザーが入賞を果たした。

「結果が全てを物語っている」とミシュランのF1ディレクター、ニック・ショロック。
「この週末は、全く新しいスペックを用意していた。ここ数戦の結果を見て、革新的な前進を遂げる必要があると分かっていたからだ。しかし、どちらかと言えば、我々は予想を上まわる結果を出せたと思う」
「タイヤは週末を通して、1周目のスピードと、レース中のスティントにおける安定性、その両方に優れていた。スティントが20周以内であろうと、たとえ40周以上であろうと、ドライバーたちは走り続けることができた。パートナーやエンジニアの全員に、心から感謝している。彼らは今回の非常に満足のいく結果を得るために貢献し、熾烈なチャレンジに適切に対応するミシュランの能力を証明してくれた」


レース

7/4(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/5(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/6(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※オーストリアGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ216
2位ランド・ノリス201
3位マックス・フェルスタッペン155
4位ジョージ・ラッセル146
5位シャルル・ルクレール119
6位ルイス・ハミルトン91
7位アンドレア・キミ・アントネッリ63
8位アレクサンダー・アルボン42
9位エステバン・オコン23
10位ニコ・ヒュルケンベルグ22

チームランキング

※オーストリアGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム417
2位スクーデリア・フェラーリHP210
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム209
4位オラクル・レッドブル・レーシング162
5位ウイリアムズ・レーシング55
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム36
7位マネーグラム・ハースF1チーム29
8位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム28
9位ステークF1チーム・キック・ザウバー26
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
第14戦ハンガリーGP 8/3
第15戦オランダGP 8/31
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号