F1第6戦スペインGPの公式予選でルノーのフェルナンド・アロンソが1分14秒648でポールポジションを獲得した。予選2番手はジャンカルロ・フィジケラ、3番手にミハエル・シューマッハーとなった。
スーパーアグリの佐藤琢磨は20番手、フランク・モンタニーは21番手から明日の決勝に臨む。
●セッション1(15分間)
午前中のフリー走行に続いて行われた予選の天候は晴れ、気温25度、路面温度38度、湿度43%というコンディションでスタート。
セッションが始まると同時に飛び出したのは、トヨタ、スーパーアグリ、ミッドランド、トロ・ロッソ勢のそれぞれ2台とデイビッド・クルサードを加えた計9台。各マシン序盤からタイムを刻んでいき、一番最初にタイムをマークしたのはラルフ・シューマッハーで1分20秒567だった。
開始6分になり、キミ・ライコネン、クリスチャン・クリエン、ホンダ勢の計4台がコースインすると、ライコネンが各セクターでファステストラップをマークして1分16秒613のトップタイムを出す。2番手にはクリエンが17秒222で続いた。それとは対照的に、クルサードが3コーナーを飛び出してバリアにリヤからクラッシュ。これによりセッションは赤旗中断となった。
残り7分29秒のところで予選が再開されると、一度もタイム計測を行っていないフェラーリの2台を先頭に各マシンコースへ。すると金曜日から好調な走りを見せていたマッサが1分16秒359でいきなりのトップタイムをマークするが、その後アロンソが1分15秒816でトップに立ち、第1ピリオドが終了した。
それに対してスピード、モンテイロ、アルバース、琢磨、モンタニー、クルサードの6台がノックアウトとなっている。
●セッション2(15分間)
5分間のインターバルの後に行われたセッション2で、好調な走りをみせたのはまたしてもアロンソ。ニュータイヤを履いてコースインすると1分15秒124でいきなりトップに立ち、2番手、3番手にはトゥルーリとラルフ・シューマッハーのトヨタの2台が続いた。
セッション残り7分になるとミハエルがコースへ。すると各セクターでファステストラップをマークし1分14秒637のタイムをマーク。アロンソのタイムを0.487秒更新してトップに立ち、唯一の14秒台に突入していった。
それに2番手フィジケラ、3番手トゥルーリ、4番手アロンソ、5番手バトン、6番手ラルフ・シューマッハー、7番手マッサ、8番手バリチェロ、9番手ライコネン、10番手ハイドフェルドと続いた。
このセッションでは11番手以下のウエーバー、モントーヤ、ロズベルグ、ビルヌーブ、クリエン、ビタントニオ・リウッツィの6台がノックアウトとなった。