ニュルブルクリンクは2日目も青空が広がったが、気温は午前11時の段階で17度と、やや低め。午前中のフリー走行では、二人とも予定していた周回をこなし、バトン7番手、バリチェロ13番手だった。
午後の予選は、快晴、気温21度、路面温度38度というコンディション下で行われた。燃料を抑えて走る第1セッションでは、バトン4番手、バリチェロ9番手のタイムで、次のセッションに進んだ。
第2セッションは、トップのM・シューマッハ(フェラーリ)が昨年のポールタイムをしのぐなど、一段とペースが上がる。11番手のR・シューマッハ(トヨタ)まで、1分30秒台がずらりと並ぶ大接戦。そんな中Honda勢は、バリチェロが4番手、バトン8番手で、揃って最終予選へ向かった。
周回を重ねて搭載燃量がかなり減ったセッションの終盤、各車はニュータイヤを履いて最後のアタックに賭ける。バリチェロは1分30秒754で4番手。バトンはそこからコンマ2秒遅れたが6番グリッドを獲得した。
■ルーベンス・バリチェロ
「チームのためにも、自分のためにも、4番グリッドはとてもうれしい。マシンとチームの素晴らしさをまた一つ証明できたし、僕たちは大いに進歩している。これから地にしっかりと足をつけて、明日のレースに臨まなければならない。良い戦略を考えているし、今朝のフリープラクティスでも良いペースで走れたから、楽しみだよ」
■ジェンソン・バトン
「ここではいつものことなんだけど、良いバランスを見つけることができなかった。マシンのフィーリングが良くなくて、思うようなドライビングができなかったんだ。ターン1でタイヤをロックさせてしまい、タイムロスしてしまった。それもあまり大きな影響はなかったけれど、それ以上のポジションアップは望めなかっただろうね。でも、今朝はレースでの速さを感じたし、ロングランで良いバランスを見つけることができた。レースの結果を楽しみにしたい」