[TOYOTA]ラルフが着実にデータを収集、トゥルーリはトラブルでタイム未計測
2006年5月6日
F1第5戦ヨーロッパGPの公式練習が、ドイツ・ニュルブルクリンクで開始された。チームの本拠地ケルンから最も近いサーキットで開催されるGPへと挑む、パナソニック・トヨタ・レーシングは、先週、南仏ポールリカールでテストを実施。第7戦モナコGPで投入予定である“TF106B”をシェイクダウンすると共に、従来型の“TF106”で、前戦サンマリノGPでの問題点を解決すべくデータを収集し、ホームGPへと体制を整えた。
午前11時に気温18度、路面温度28度、湿度55%のコンディションで開始された公式練習1回目では、ヨーロッパGPが、F1GP通算150戦目となるラルフ・シューマッハーが、6周のみの走行ながら9番手タイム。ヤルノ・トゥルーリは初期チェックの1周のみでセッションを終えた。
午後2時から行われた公式練習2回目は、気温22度、路面温度40度で開始されたが、ヤルノ・トゥルーリは、車体前部の振動に悩まされ、幾度かのピットインを繰り返し、タイム計測はならず28番手。一方、ラルフ・シューマッハーは、19周を走り込み、着実にデータ収集を行ないながら6番手タイムを刻み、明日の予選、明後日の決勝レースへと臨む。
ラルフ・シューマッハー
「ニュルブルクリンクへ戻ってくることが出来、嬉しい。いつも気まぐれなこの地域の天候だが、驚くほど好天に恵まれた。全体的に見て、今日の準備は比較的上手く行った。予定されていたセットアップとタイヤに関する作業は完了した。我々はまだグリップを確保することと、我々のパッケージからさらに性能を引き出すべく作業を続けている。タイヤのパフォーマンスは改善されたが、この週末がどうなるか、金曜日の時点で語るのは難しい」
ヤルノ・トゥルーリ
「ファクトリーから近く、ホームGPの様でもあり、多くの従業員やファンが声援してくれるので、良いパフォーマンスを見せられることを期待している。今日の公式練習では、私の“TF106”に若干の問題があり、数周しか走れず、非常に困難なものとなってしまった。公式練習の時間内に有意義な走行が出来るように、問題を解決することは出来なかったが、チームは完璧に原因を究明してくれるはずだ」
ディーター・ガス
レースおよびテストのチーフ・エンジニア
「不運にも、2台共に午前中のセッションで若干の振動に見舞われ、午後もヤルノ・トゥルーリの“TF106”に振動が再発してしまった。多くの項目を変更したが、振動を消すことが出来なかった。我々は明日へ向けて詳細な解析を行わなくてはならない。そして、この状況は、もともとチャレンジングなサーキットにおいて、我々のタイヤ選択を特に難しくする。しかし、ラルフ・シューマッハーは予定されていたプログラムを完了しており、予選の前に、明日の公式練習で、さらに良い情報を得られることを期待している」
新居章年
技術コーディネーション担当ディレクター
「好天に恵まれたヨーロッパGPの公式練習初日ではあったが、我々にとっては厳しいスタートとなった。ラルフ・シューマッハーは予定のプログラムをこなすことが出来たが、ヤルノ・トゥルーリは終始車体前部の振動に悩まされ、満足な走行を行なえなかった。しかし、ここニュルブルクリングは我々の本拠に近く、TMGのスタッフと一丸になって問題を解決し、万全な状態で明日の公式練習3回目および予選へと臨む」
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

