ヨーロッパGP開幕、フリー走行1回目はブルツがトップ
2006年5月5日
F1第5戦ヨーロッパGPがニュルブルクリンクを舞台に開幕し、フリー走行1回目はウイリアムズのアレクサンダー・ブルツが1分32秒079でトップタイムをマークした。スーパーアグリの佐藤琢磨は15番手、井出有治に代わってレースドライバーに起用されたフランク・モンタニーは16番手で最初のセッションを終えている。
スーパーアグリはこのヨーロッパGPでサードドライバーに指名されていたフランク・モンタニーが井出有治に代わってレースドライバーとして起用された。さらに、当初3台体制で金曜日に臨むことを計画していたチームだが、今回井出有治の出走はなく、これまでどおり2台体制で臨むことになった。ミッドランドは、全日本F3選手権の開幕戦で優勝を飾っているエイドリアン・スーティルを金曜日のサードドライバーに起用している。
午前11時(現地時間)からのフリー走行1回目の天候は晴れ、気温18度、路面温度28度、湿度54%というコンディション。開始と同時にグランプリ初走行のエイドリアン・スーティルが勢いよくコースインすると、それにロバート・クビカ、佐藤琢磨、ロバート・ドーンボス、アレクサンダー・ブルツ、アンソニー・デイビッドソン、ニール・ジャニ、ティアゴ・モンテイロらが続くも、デイビッドソン以外はインスタレーションラップのみの走行でひとまずピットへと戻っていった。
まず最初にタイムを出したのは唯一コースに残って走行を続けたデイビッドソンで、2周目に1分40秒697のタイムをマークする。デイビッドソンは36秒台までタイムを更新していく。その後ブルツ、クビカ、ドーンボスといった他のサードドライバー勢がトップタイムを塗り替えるも、開始16分に再びデイビッドソンが速さを見せトップとなる1分34秒730をマークしてセッション序盤を終えた。
セッション中盤になると、開始28分にドーンボスがデイビッドソンのタイムを0.117秒上回る1分34秒613をマークしてトップに立つが、その直後にクビカが33秒台に入れトップタイムを更新する。しかし、ここでもデイビッドソンが速さを見せ、1分33秒591をマークして再びトップに立った。
セッション終盤に入り、ドーンボスがデイビッドソンのタイムを0.090秒上回ると、クビカがさらにそのタイムを上回る1分33秒279をマークして更新してトップに立った。だが残り10分、ここでウイリアムズのブルツがそれまでのトップタイムを1.200秒も上回る1分32秒079をマークしてクビカのタイムを更新。その後デイビッドソンとクビカが好調な走りを見せ自らのタイムを更新するもブルツには届かずそれぞれ2番手、3番手に留まった。フェラーリのミハエル・シューマッハーはわずか4周の走行ながらも終了直前に行なったフルラップ走行で4番手タイムをマークした。
そのまま順位に変動はなくチェッカーが振られ、フリー走行1回目はブルツがトップ。以下デイビッドソン、クビカ、M.シューマッハー、ドーンボス、ジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロ、キミ・ライコネン、R.シューマッハー、スーティルというトップ10。タイムドラップを記録したのはモンタニーまでで、フェリペ・マッサとウイリアムズ、BMWの2台は走行を行なわなかった。
スーパーアグリの佐藤琢磨は1分37秒817で15番手、モンタニーは途中琢磨を上回るタイムを刻むなど速さを見せ16番手で最初のセッションを終えている。
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

