ルノーのテクニカルディレクター、ボブ・ベルは、2週間前のイモラ戦ではブリヂストンユーザーのフェラーリが勝利を収めたが、今週末のヨーロッパGPを境に再びミシュランが優勢になるだろうと語った。
ニュルブルクリンクで開催されるヨーロッパGPを前に、ベルはミハエル・シューマッハーとフェラーリを見くびってはいないが、ヨーロッパGPではマクラーレン・メルセデスやホンダといったチームが、開幕で見せたような素晴らしい走りを見せるだろうと述べた。
「今年もミシュランの方が優位だと考えている。フェラーリはたしかにとても速いし、ミハエルのこともフェラーリのことも見くびってはいない。彼らはシーズンを通して我々をプッシュし続けるだろう。しかし、次のレースから、ミシュランが再び優位に立つと見ている」
「ドイツとスペインはミシュランのレースになると思う。私たちはミシュラン勢、つまりマクラーレンとホンダを相手に優勝争いをすることになると思う。フェラーリをなめてはいない。しかし、私たちはバルセロナでのテストでとてもスピードが出ていた。また、去年のニュルブルクリンクでもとても速かった」
ヨーロッパGPでのプランについて訪ねると、ベルは守りに入ったレースを展開するつもりはないと語った。
「いつもと同じ通りの準備を進めている。毎レースやっているように、マシンに新しいパーツを取り付けている。ファクトリーではハード作業を続けている。パフォーマンスレベルは毎週末上がっている。ラップタイムにも反映されている。しかし、アドバンテージがあって当然のこととは思っていない」
「レースではアグレッシブにいく。マシンは速い。また、最新のBスペックエンジンを2人のドライバーが使う予定だ。レースへのアプローチはこれまでと変わらない。優勝を目指して戦うのみだ」