ジャンカルロ・フィジケラは、今週末のヨーロッパGPで、最新スペックのルノーエンジンを2レース目に使用することになるが、それでも戦闘力を発揮できるだろうと述べている。
フィジケラは、母国のイモラで、フラストレーションの溜まる週末を過ごす羽目になった。予選で早々とノックアウトされ、11位というポジションから上位を目指さねばならなかったのだ。同じルノーV8エンジンでの2戦目となるので、今週末も同じような結果になるかもしれない。しかしフィジケラは、RS26が速さと信頼性の点で有望なところを見せているため、いい成績を目指してチャレンジできるだろうと考えている。
「僕らは上位に行けるだろう」とフィジケラはニュルブルクリンクへ向かう前に語った。「僕はBスペックのエンジンで、もう1戦することになるが、素晴らしい信頼性を見せてきているので、いいパフォーマンスが出せるに違いないよ」
「マシンは昨年、あのコースでとても速かった。レースで僕はピットレーンスタートから6位まで行ったんだ。僕らはとても速かったし、ミシュランタイヤもよく働いてくれたということだ。マシンは、これまで全部のサーキットでそうだったように、今回も速いだろう。いつものライバルたちも間違いなく手強いだろうけどね。しかし、僕らは表彰台を目指して戦うし、できる限りのポイントを獲得できるように頑張るよ」
ニュルブルクリンクはまだ週末に雪が降ることも考えられ、寒いウエットのレースになるかもしれない。しかしフィジケラは、それを味方につけられるだろうと考えている。
「週末のある時点では、寒い雨降りになるかもしれないし、もしかするとレースでもそうなるかもしれない。だけど、それは問題にはならないと思う。僕はそういうコンディションでもとても快適だし、僕のスムーズなスタイルはウエットでうまく走れるからね」と彼は説明した。「ミシュランは、インターミディエイトとウエットのタイヤで昨年大きく進歩したから、僕もチームも雨は心配していない。面白いサーキットだし、RS26エンジンに合うはずだよ」