フェラーリのチームリーダー、ミハエル・シューマッハーが、同チームから2007年と2008年についての新たな2年契約のオファーを受けたとの報道がドイツでなされた。
ドイツのビルト紙によると、ミハエルに提示されたサラリーは現状と同レベルの年間およそ3500万ユーロ(約50億円)ながら、彼が再びタイトルを勝ち取った場合には、契約を早期終了できるオプションが与えられているという。
同紙は次のように報じている。
「この契約の最もいいところは、シューマッハーがさらに2年間にわたって無条件に拘束されるわけではないという点だ。彼はもしそうしたいと望めば、何の問題もなく早期に契約を終結させることができる。彼は2007年シーズンを終えた時点でチームを去ることを選ぶかもしれないし、場合によっては今シーズン限りの可能性もある。新しい総額7千万ユーロの契約には“ワールドチャンピオン条項”が含まれているからだ。これによると、もし彼がタイトルを獲得すれば、彼はその翌日からいつでもチームを去ることができる」
一方、シューマッハーのスポークスウーマン、サビーヌ・ケームは、ロイター通信社に対して、それはすべて“純粋な憶測”にすぎないと述べた。
このストーリーは、イースター休暇のころにイギリスのニュース・オブ・ザ・ワールド紙が報じた記事によく似ている。これによれば、シューマッハーはすでにフェラーリに残留する契約にサインしており、彼がそれを望んだ場合には、当初の期日よりも1年早く契約を終了できるという特別条項が含まれるとされていた。
「ミハエルは来年も現役を続けるだろう」と、あるフェラーリの“インサイダー”の話としてニュース・オブ・ザ・ワールド紙は伝えた。
「彼には引退する理由がない。まだ勝利へのモチベーションがあるからだ。契約がすでに交わされたことは、チームの中でもごく一部の人々しか知らない」
また、同紙は彼のサラリーが現在よりもアップするだろうと報じているが、いずれにしてもチームとミハエルからは今のところ何の正式発表もなく、この夏ごろまではそうした発表は期待できないだろう。