ミシュランF1のディレクター、ニック・ショロックは、今週末のマレーシア戦でも素晴らしいパフォーマンスが見せられるだろうと語った。
ミシュランは、昨年の最終戦での優勝に続き、今年の開幕戦でもルノーのフェルナンド・アロンソとともに優勝を飾った。また、昨年のマレーシアではミシュランユーザーが上位6位を占め、2002年にはウイリアムズのラルフ・シューマッハーが、2003年にはマクラーレンのキミ・ライコネンがマレーシアで優勝している。
「シーズン第2戦のマレーシア戦ではいろいろなことが起こるかもしれない。タイヤメーカーにとって要求の高いサーキットだからね」とショロック。
「ロングストレートが何本かあるので、タイヤへの負担がかなりある。しかし、何と言っても、熱さが一番の問題だ。私たちは準備を入念に進めてきた。プレシーズンにはバーレーン国際サーキットの熱さの中でテストを行い、手応えのある結果を得られたし、先週末はそのバーレーンでの開幕戦で優勝を飾ることができた。気温はマレーシアの方が少し高くなると思うので、タイヤについてはさらに手堅い準備が必要になるだろう。開幕戦で優勝できたので、マレーシアでも素晴らしいパフォーマンスを見せられると自信を持っている」
ホンダのスポーティングディレクター、ジル・ド・フェランは、ミシュランは再び素晴らしいタイヤを準備してくれるだろうと語った。
「ヨーロッパの冬の寒さのなか、気温の高いコンディション用の準備を行うのはとても難しいことだ。しかし、バーレーンでのプレシーズンテストでは、有益な指針を手に入れることができた。先週末のバーレーンでの開幕戦より、マレーシアの方が気温は高くなると思うが、ミシュランはどんなコンディションでもコンペティティブであることを証明してきたし、私たちもミシュランのエンジニアたちとともに、どんなタイプのサーキットでも最適なタイヤを準備できるように準備に励んできた」