ファン−パブロ・モントーヤが、バーレーンでは謎のエンジントラブルが原因で僚友のキミ・ライコネンのペースについていけなかったと語った。今のところモントーヤは今週末のマレーシア戦でも同じエンジンを使用する予定だ。
モントーヤはバーレーンGPの週末の金曜日、エンジンについて不満をもらしていたが、レース用にエンジンを交換することはなく、結局決勝は5位に終わった。チームからはいまのところ、マレーシアで異なるエンジンを使用するといったお達しはないものの、エンジンを交換して臨む可能性もあるだろう。
モントーヤが新しいエンジンをマレーシアで使用すれば、オーストラリアでもそのエンジンを使用しなければならない。そして、新しいアップグレードエンジンが間に合えば、イモラ戦から早速使用できる。一方のライコネンは、完走を続けていけば、アップグレードエンジンの使用は、さらに次のレースまで待たねばならない。
また、モントーヤはバーレーン戦で、ライコネンとは異なるタイヤを使用した。もっとも、モントーヤは、タイヤが原因でライコネンとのパフォーマンスに差が出たとは考えていない。
モントーヤはクラッシュネットのインタビューに答えて次のように語った。
「僕たちは異なるタイヤを使用したが、それは大きな問題ではない。スタート/フィニッシュラインではキミの方が4〜5km/h速かった。ストレートで毎回4〜5km/h速ければ、0.4〜0.5秒の差がつく。その点がちょっとイラついたね。だって、セクタータイムはいずれも、キミより僕の方が速かったんだから」
「マシンが好調な状態でエンジンの回転数を上げたときには、問題なかったんだ。でも、通常のレースの回転数で走行していた時、エンジンの調子は全く悪かった。何が起こっていたのか分からないけれど、そういう状況だった」
モントーヤは、戦略面はライコネン同様うまくいった、と語った。
「1ストップ作戦はうまくいった。2ストップ作戦に負けず劣らず速かったね。僕の戦略もよかったから、エンジンに問題を抱えなければ、いいレースができたと思う」