ミッドランドMF1レーシングは、今週末のマレーシアGPでは信頼性の問題が繰り返されないようにすることを誓っている。
バーレーンでのシーズン開幕戦は、彼らにとってはトラブルの連続だった。ティアゴ・モンテイロはレースを完走したものの、グリッドへ向かう途中でトランスミッションに問題が発生し、Tカーでのピットスタートを強いられた。そして、クリスチャン・アルバースもスタートでドライブシャフトが破損し、そのままリタイアに追い込まれている。
第2戦マレーシアGPを目前にして、ミッドランドの現場でのエンジニアリングの責任者ドミニク・ハーロウは次のようにコメントした。
「バーレーンと同様、マレーシアもきわめて気温が高い。それがこのサーキットの最大の特徴のひとつだ。クルマのパフォーマンスに関して言えば、当然のことながらバーレーンでの状態からさらに進歩させることを狙っている。レースで信頼性不足を露呈したことは大いに不満であり、その問題にも取り組むつもりだ」
「このマレーシアのようなコンディションでは、私たちのパッケージはかなりいいパフォーマンスを期待できる。気温の高い状況にはうまく対応できているからだ。週末にはいつもどおりのプログラムを進め、今度こそまともなレースをするために全力を尽くす」
アルバースも、チームは信頼性の問題を解決するために、バーレーン以来大忙しで仕事をしていると述べた。
「先週末に経験したトラブルを克服するために、チームのみんなは本当にハードに働き続けている。たぶん今度は大丈夫だよ」とアルバース。
「僕らは進歩するために猛烈にプッシュしている。とりあえず、今シーズン最初のレースラップを走り終えるまではちょっと心配だけど、その後はいいリズムをつかむことに集中して、みんなのハードワークに応えたい」
また、モンテイロはチームメイトのコメントに付け加えて、次のように語った。「先週バーレーンで起きたトラブルの原因は明らかになっている。だから、何をすべきか、どうすれば改善できるかも分かっているよ。ここマレーシアでは、もっといいレースができることを楽しみにしている」