今季F1に11番目のチームとして新規参戦を果たす、スーパーアグリフォーミュラワン。その記者発表会が4日、都内で開かれ、今季のチーム体制を発表した。会場には、ドライバーの佐藤琢磨と井出有治も登場、今季の抱負を語った。
大きな拍手に迎えられ挨拶に立った鈴木亜久里チーム代表。「間違いなくウチのクルマはバーレーンのグリッドに並ぶ、間違いなく日本のチームがF1に参戦します」と力強く語った。やるべきことはすべてやったという気持ちから、今回の発表を楽しみにしていたと話す亜久里代表は、終始笑顔を絶やさなかった。
「かなりきついレースになる」と語る今季序盤戦については、レースはもちろん、まずはF1チームとして機能させることが第一。ニューマシンSA06がデビューしてからが、スーパーアグリの本当のF1レースになるようだ。
新しいチームシャツを着たドライバーのふたりが登場すると会場はフラッシュの嵐。
はじめに琢磨は「この短い期間でここまでこれたことは、本当に大変なことだということをみなさんに伝えたい」とコメント。「亜久里さんとタッグを組んで新しくやることは僕自身チャレンジング」と今の素直な気持ちを語った。ハードなスタートになることは亜久里代表からも告げられており、琢磨自身も覚悟のよう。それでも自身の経験でチームをサポート、共に一歩ずつ進んでいきたいと述べた。
井出は「テレビで見た亜久里さんに憧れてレースを始めた。ここまで一生懸命やってきて、その亜久里さんのF1チームで走れることがうれしい」と今の心境を語った。「大きなチャンスをくれた亜久里代表、みなさんのためにも一生懸命がんばって期待に応えたい」とデビュー戦に向けた豊富を語った。
発表会では、SAF1運営事務局長の秋田史氏が今季のチーム体制を発表。スポンサー、マシンカラーリングもお披露目された。また、会場にはマネージングディレクターのダニエル・オーデットも姿を見せた。
スーパーアグリのマシンは、今日イギリスから開幕戦の地バーレーンへ向けて出発した。
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